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似て非なるものと同義語

RDBは時間的概念に弱点があります。これは非RDB系のDBMSも同様です。
たとえば、「顧客」-「営業所」-「売上」という簡単な構成を考えます。データの関連を考えると、「顧客」→「売上」 「営業所」→「売上」という関係ですが、このような「売上」みたいなデータタイプは「リンクデータタイプ」と呼ばれます。これは魔法のようなもので、この世の中で、ぜんぜん関係がないようなものでも、関係を定義できることを示唆しています。
このままで終われば、簡潔で明瞭で強靭な構成ですが、ある日、突然の不幸がやって来ます。これは、必ずといって良いほど嫌なタイミングで来ます。
「顧客」に属する項目の1つが変更となります。たとえば、請求書送付先住所とか、顧客本店住所とかです。これは、まあ、長いあいだには当然あることですし、運が悪ければ短期間に発生することも連続的に発生することもあります。「営業所」に属する項目などは、もっと頻度が高く変更されます。(年に一度とか?)
そこで、この魔法のように便利だった、「売上」が暴れだします。
運良く(?)正規化された「売上」には、「顧客」や「営業所」と重複しているように見える項目は存在しません。
したがって、悪夢のような一瞬の出来事で、「売上伝票」が破壊(されたように)されます。
ここで、このシステムを構築した若手のA君は、ベテランのCさんに注意されることになります。
「似て非なるもの」が重要なんだと。すなわち、データ分析フェーズ、第三正規化されることで、「売上伝票」にあった、顧客住所は当然のごとく、「売上」からは排除されていました。
Cさんが、「顧客の住所」と「売上時の顧客住所」とは「似て非なるもの」なんだよ!と言いました。
こんなこと、みんなわかっていると言うかもしれませんが、これは実話です。
某有名な開発会社の大規模開発システム「料金管理」の機能試験で発覚したものです。
どうすれば良いか、良かったのかはまた!。

 

(2014年8月1日(金) 6:09)

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