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Chinese violin !?

二胡は英語ではチャイニーズ・フィドル。
でも欧米人に説明する時にはチャイニーズ・バイオリンの方が通じるようです。バイオリンとの大きな違いは、弦の数と楽器の柔らかさにあります。

二胡の弦は、バイオリンの四本の中の二本と同じ、AとDです。調弦方法がバイオリンではAを最初に合わせて重音で行いますが、二胡ではAとDと別々に合わせます。弦が千斤(糸が何重にも巻いてある部分)でくっついているので、外弦を合わせようと糸巻きを動かすと、つられて内弦も動いてしまいます。気温や湿度の変化で音がずれてしまっていたら、調弦にかなり時間がかかってしまい、レッスン中であれば、冷や汗モノ。

二胡の胴は、木と蛇皮でできています。バイオリンは微妙にカーブさせた薄い板ですが、二胡の木の部分は、もう少し厚くてしっかりしています。紫檀や黒檀、紅木など材質や作製者によって楽器の値段が違います。
蛇皮の面は薄くて柔らかく、特徴ある音色がここの振動から生まれるんですね。アミメニシキヘビの皮だそうですが、体の部分によっても、値段が違ってくるそうです。胴を左モモの付け根に置いて演奏するので、楽器の振動が演奏者のお腹に直接伝わります。

胴体にささっている木の棒を、棹といいます。バイオリンやギターには指板がありますが、二胡にはありません。棹と弦は1.5㎝くらい距離があって、あまり強く押さえると、音程が狂ってしまいます。ビブラートもバイオリンのように、力任せにかけてはいけません。優しく、圧力がかからないように気をつけます。指板がないので、音程は取りにくいですが、ニュアンスをつけるのは容易です。弦に指を滑らせることで、二胡特有の様々な音を表現できます。

その、二本の弦の間に挟まっているのが弓です。二胡の弓は、竹に馬の尻尾の毛をくくりつけています(写真を参照)。茶色の洗練されたフォルムの方はバイオリンの弓ですが、同じ馬の尻尾を使っていても、様子がずいぶん違いますよね。二胡の弓は、造りがシンプルでしなりやすい。特有の音の粘りや躍動感はこの原始的な弓でなくては出せないのです!

最後に、松ヤニについて。内弦と外弦で擦る面が違うので、松ヤニを両面塗ります。本体と離れないので、塗りにくく、ヤニで手がベタベタになります。琥珀色のものから、黒いものまで色々ありますが、色の濃い方がしっとりした音になります。

Chinese violin !?

(2014年6月3日(火) 18:42)

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