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『四柱命』~葉錦 マスターはアンドロイド ショートエピソード9~後編

おはようございます。

猛暑です

空冷式でも

水冷式でもいい

とにかく あなたも熱中症対策を

残念ながら 

本日の時点で都内だけで5人の命が消えたとニュースが入りました

こちらも大変です 

『四柱命』~葉錦 マスターはアンドロイド ショートエピソード9~後編です

「チャ、チャンピオン 足にきているーーー?!」

無敗の 王者

膝がまっすぐに伸び切り 文字通り 足が棒のような木人が 

かかとで数歩ふらついた

あと 完全に三半規管の機能を失って 仰向けに崩れたチャンピオン

駆け寄ったレフェリーが顔面、眼を覗き込むと 向き直り

両腕を大きく左右に交差させた

カンッ!カンッ!カンッ! 

「あああっと ここでレフェリー試合を止めた~~~!!」

「沢森 獲りましたね」

ホール内はどよめく チャンピオン自滅??

パンチが当たったのか だれも 見えなかった

ようやく 日本で二台しかないという超スーパースロー再生可能カメラのVTRが

ビジョンに出た ところ大きなどよめき

「沢森・・の・・」

「両腕ガードをそのまま前に突き出しでガードに戻してますね」

場内大歓声

「お驚きました かつて黄金の右 や 神の左は私も見ましたがが・・」

「そうですね・・いや両腕ストレートからの・・即ガードですか・・これ」

「しかもこの速さは・・」

「過去最速 空前絶後ですねぇ・・」

リング上でインタビューの準備が進む

「見事、新チャンピオンに輝きました! 沢森 心選手です」

「こころー!」

「せーの。こころくーん!」

インタビュアーの声に大声援が返り 応える沢森

「ありがとうございますっ」

会場客席の画がスクリーンにぬかれる そこに

手を振る泉夫人と リングに背を向け パンツ丸出しで母の膝上でうごめく娘の姿

「駆けつけてくれたご家族に一言どうぞっ」

「亜弥華っ!おとうちゃまやったよ!」

新チャンピオンのおとうちゃま の言葉に場内は爆笑と拍手と歓声

「あの決め技は ジムで生まれたんですかね?」

「ちがいます」

「企業秘密ですか」

「はい。企業じゃないですけど」

場内から笑いが漏れる

同時にアシスタントが会場の夫人と娘に マイクを向けた

「亜弥華ちゃん。おとうちゃまにベルトが巻かれましたよ」

また場内から笑いと拍手

努力の頂点 黄金の帯

亜弥華は顔面の酸素吸入器を一瞬外した。マイクを両手で抱えると口を付け

短い呼吸の合間に新王者に言った

「おとうちゃま、しゅじゅしい?」

熱気に満ちた客席から

メタリック調のトランクスにチャンピオンベルト姿の父に 涼しいかきいてみたんだ

会場はすすり泣きと大歓声

「涼しいよっ」

「クールな沢森さん、しかし試合はタフでした。あの粘りは脅威でした。原動力は?」

「今日は病気の亜弥華の4歳の誕生日なんで・・娘より先にマットの上に寝ちゃいけないって・・そう・・思って・・」

声を詰まらせつつ インタビュアーが締めくくる

「新チャンピオン 沢森 心選手でしたーー!」

沢森コールがスタンディングウェーブとともにホールを包んだ


その日の真夜中

取材を受け終えた沢森がようやく帰り、玄関ドアを開けると

玄関マットの上で お気に入りの セーラープリンセスの絵本を

両足を投げ出して見ていた亜弥華が 駆け寄ってきた

「はい、プレゼント」

ケーキはやはりセーラープリンセスバージョンのホールケーキだ

「ありがと おとうちゃま」

早速 バースデイパーティの始まりだ

ケーキ上に立てた四本のろうそくに火を付けて、消灯

「さあ、亜弥華 ふー だ」

呼吸器疾患の亜弥華が 口を尖らせ それでも精一杯吸い込んでから吹いた

「(ぶぅ・・)」

事前に

おとうちゃまもおかあちゃまも亜弥華のろうそく吹いちゃダメと

さすが親のやりそうな行動を先回りで釘を刺されて

両親の口には 雑誌の付録のセーラープリンセスのシールが貼り付けられ

吹止めされている

ろうそくの火は

ブワッ!

消えた

亜弥華は一瞬不思議そうな表情をしてからすぐに

静かに微笑んで

「わぁ。よかった。」

それから お気に入りのセーラープリンセスのチョコレート部分は

明日食べるのだと言って冷凍庫に持っていき 戻ってくると 

やっぱり チョコは ちゃんぴよんのおとうちゃまにあげると言って

もう一度 冷凍庫に取りに行って 父 沢森の口に運んであげた

「お風呂 一緒に入るか?」

「入んない」

「そ・・そか。じゃおとうちゃま入って来るから」

風呂場で汗を流し 今度は 巻き慣れたバスタオルを腰に巻いた

おとうちゃまが 部屋に戻ってきた

「あー、いい湯だ・・った・・」

見ると たったいま亜弥華を寝かしつけたばかりの妻の泉が

片手の人差し指を自分の顔の鼻の前に立てている

「寝たのか」

「うん。おとうちゃま 今日はからだ いたいから、お風呂はひとりゆっくりにしたげるって」

「そ そうか・・」

「うん」

亜弥華の寝顔をしばらく見る

ケーキのスポンジが 口周りに 点在している

「さて・・じゃあ・・寝るとするか」

「うん 今日はお疲れさまでした。そしておめでとう」

「ありがとう おやすみ」

「おやすみなさい」

消灯し いくらか時間が経った頃

声が聞こえてきた

川の字の真ん中から

亜弥華 だ

フットライトだけ点け

両親が娘に顔を近づけると

「おとうちゃま。今日は亜弥華のケーキのろうそく おとうちゃまパンチで消してくれてありがと」

沢森が目を丸くして見入っている

「おうちでいっぱいいっぱい練習してくれてたね でももうしなくていいよ」

泉も起きている

「だって 亜弥華はらいねんは5才だから おねいさんだもん」

ほんとに寝てるのか

「だから ひとりで ケーキのろうそく消せるもん」

4本のろうそくの火を遠隔で消すダブルストレートの特訓 しっかり 見られてたとは

よだれを見ながら

愕然と聞いたが ほどなく 

四角いマット上のシーツの上に 

亜弥華を挟んで2か所に

計4滴の雨が落ちた

ジュっ!と火が消える音がしたように思われた

「明日 朝 起きたら教えてやろう」

「うん?」

「昨日、ケーキのろうそくの火を4本とも最後にちゃんと消したのは亜弥華だぞって」

「そ・・ そうね」

おとうちゃまも亜弥華も 眼も開けないで 現役のプロボクサーをTKOで

飾った しかし このちいさな娘は 大人二人を同時に倒した

勝ったのは

誰だ

【推奨挿入曲 夢をかなえてドラえもん/mao
 推奨エンディング T-SQUARE /TRUTH】

この物語は事実を元に構成されたフィクションなどです
2017.7.19

 

(2017年7月19日(水) 7:30)

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この記事を書いたコーチ

「快適」に役立つ業務経験。イクメン先生の痒いところに手が届くレッスン

第二種・衛生管理者講座 一からゴール
島岡真司 (衛生管理者)

渋谷・高田馬場・池袋・阿佐ケ谷・荻窪・所沢・西武新宿・下井草

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