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「クリックに合わせる」の誤解(オマケ)

■クリックの奴隷にならない

何度も書いていますが「クリックに合わせる」ということは「クリック様という主(あるじ)に従属的に合わせてドラムを叩かせていただく」ことではありません。

私はクリックとの関わり方をずっと誤解していたために(いや、正確に言うと誤解ではなく間違っていることは分かっていたけれどそこから抜け出せなかったために)クリックが鳴っていると全然楽しくドラムを叩けませんでした。

クリックはある時は敵であり、ある時は支配者で、私はいつもクリックとケンカしながらなんとかねじふせつつ騙し騙し演奏をしているという感じで、苦痛で苦痛で仕方ありませんでした。

その時のトラウマがあるので、今でもイヤホンの中でクリックが鳴っていると脇汗が止まりませんが(笑)、それでもいろいろと試行錯誤を重ねてクリックさんともだいぶ仲良しになることが出来ました。

クリックは友達であり、共演者です。みなさんの演奏をむしろ手助けしてくれる心強い味方です。

※ポンタさんくらいになるとクリックなんかを遥かに超越した演奏をしていますから、「クリック=下僕」くらいの感覚かも知れませんが(笑)。

あれだけ苦労した私でさえなんとかこうしてクリックとの関係性を改善出来たのですから今苦労しているみなさんも必ず克服できると思います。


■テンションを変えない

この命題にはずっとチャレンジしています。

クリック無しだと自由奔放な演奏が出来るのに、クリックが鳴った途端急にプレイが固くなりおとなしい控えめな演奏になってしまう人がいます(かつての私です^^)。

クリックとズレることを極度に恐れるとこういった守りに入ったプレイになります。

けれどある日思ったんです。自分は何のためにドラムを叩いているんだ、と。

「クリックとズレることにビクビクしながら演奏するためにドラムを叩いているのか?」
「そんなんだったら止めちまえよ!」

そういうビビッている自分が許せなかったのである時からとにかく練習だろうが本番だろうが曲練習をする時は常に同じハイテンションの状態でフルパワーで叩くことに決めました。

みなさんも是非やってみてください。

最初はクリックとズレるのが怖くてどこかで抑えた演奏をしてしまうかも知れません。

けれど勇気を持って常にライブ同様のハイテンションで叩いてみてください。いろいろと新しい発見があることでしょう。

練習なんだからズレたっていいんです。むしろズレる箇所を発見できたわけですからラッキーだと思ってください。

そしてクリックとズレた箇所をチェックして「たまたま」なのか「毎回」なのかを分析しましょう。

たまたまだったらあまり気にせず流して結構です。

毎回だったらなぜズレるかの原因を探り、原因が判明したらそれを繰り返さないような練習メニューを作って練習します。

ある程度練習して納得がいくようなプレイが出来るようになったらまたハイテンションの本番モードで叩き、ズレるかズレなくなったをチェック。まだズレるようなら再度練習を徹底的にやります。克服できるまでそれの繰り返しです。

とにかくクリックとズレないことだけを優先してしまうような「練習用の守りに入った演奏」だけはしないこと。


■最後は開き直るwww

基本的には共演者も聴衆もあなたのドラムの音を聴いて良し悪しを判断するわけで、裏でクリックが鳴っているかどうかなんて彼らにとっては関係ありません。

そもそもクリックに合わせることは音楽的なプレイをするための一つの要素でしかなく、最重要項目ではありません。

クリックとズレたからと言って命を取られるわけでもないし(←このフレーズ私はよく使います(笑))、最後は開き直って演奏しましょう。

演奏がメチャクチャになったって、最悪そこの現場をクビになるだけです。

私の先輩の超一流のプレイヤーの方達も若い頃はいろいろとやらかしてあちこちの現場をクビになって今があります。

失敗したってチャンスは何度でもあります。

恐れずにチャレンジしていきましょうね~。

 

(2014年10月9日(木) 10:41)

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この記事を書いたコーチ

プロ歴24年、影山ヒロノブほかサポート多数!弱点克服の指導に定評あり

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TAKIMOTOYOU (ドラム)

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