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やってはいけない練習。

こんにちわ、講師の内藤です。

皆さんはどんな練習をしていますか?ネットを見ると様々な練習法が紹介されていますが、時々見かけるもので、これはやらない方が良いというものがあります。
理由は僕自身がやっていて変な癖がついてしまったから。

それは何かと言われればベンベン…ズバリ!エアドラムです。
イスに座って、目の前にドラムセットがあるかのように叩くマネをすることです。

よく言われているのが、『叩いたつもりで動きを止めるから手首の強化になる』ということなんですが、これは間違いです。


まず、叩いたつもりで止める練習を繰り返すと、実際のドラムを叩くときにも寸止めしてしまう癖がつきます。
スネアやタム、ハットを叩く前にスティックを止めてしまい、実際には音がならない当て振り状態になります。
特に速いフレーズになればなるほど。

スティックは叩いたときに止めるものではありません。跳ね返り(リバウンド)を利用するために止めてはダメです。
逆に止めようと握りこんでしまうと、スティックが打面を叩いた衝撃を手で吸収することになり、これがマメになったり、酷いと関節が炎症を起して痛む場合があります。


そして寸止めで手首を鍛えるということも意味のないことです。
スティックを止めるために鍛えた手首は、スティックを止めるためにしか役に立ちません。
でもドラムに重要なのは、スティックを止める手首ではなく、スティックを上げる手首なんです。

専門用語を使うと、アップストロークを行うときの手首の強さ、ですね。



僕はドラムを始めて間もない頃、ずっとこの練習をしていました。
そのおかげでライブで寸止めすることが多く、逆にリバウンドに慣れることができず、癖を直すのに非常に苦労しました。


ドラムの練習に必要なことは、必ず何かを叩くことです。
ドラムを叩かなければならなことはありません。雑誌でもクッションでも、膝でも良いんです。
とにかく『叩く』という感覚が大切なのです。
とくにスティックで叩けば、ほぼ跳ね返り(リバウンド)というものがあります。そのリバウンドの感覚を手に覚えさせましょう。


どうでしょうかエアドラム。この練習で唯一身に付くことは、パターンやリズムの練習が実際のドラムに近い形でできることです。
が!そんなパターンやリズムの練習も、何かを叩きながらでも十分できるんです。

このエアドラムは、「俺は今、ドラムの練習をしてる!」って自己満足であってドラムの練習ではありません。
みなさんも気を付けて、着実に身に付く練習をしてください。

 

(2009年2月23日(月) 17:28)

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