Beats Per Minute、1分間に4分音符が何個鳴るかという単位なわけですが、生徒の皆さんにはかならずメトロノームでBPMの世界を体感しながら練習して頂いています。これを怠っていると天から才を授かったごくごく一部のリズム感の良い人間以外は、早くなったり遅くなったり、音符感が解らなくなったり、色々と困った事態に陥る事もしばしばあるわけですが、はてさて、だからと言ってBPMを厳守しきっちりと音符感を遵守した演奏が果たして正解であるかといえばそうでもないのが音楽の深みなわけでして、例えばこういうアプローチが最も解り易いかなと思うのですが…
SIMI LAB/WALK MAN。リズムがめちゃくちゃ揺れてます。でもこれが気持ち良いんですね。これは音楽的な「訛り」と言われています。例えるなら日本人が普通に英語を喋ろうとしてもなかなか英語な発音になりません、その英語の訛りの感覚、黒人が英語を使ったときのさらに訛ったときの感覚、その混血性を音楽的にリズム感覚の訛りと言っている訳ですね。