サイタ趣味の習い事カメラ教室東京 isaoのカメラ・写真教室 スクールブログ 【isaoの書...

【isaoの書斎002】バッハ無伴奏チェロ組曲のシンプリシティ

みなさんこんばんは。isaoの書斎のお時間です。

これまで写真のことばかり書いてきましたので(写真スクールなので当然ですが)、ちょっと気分を変えて、私がもっとも愛している音楽や、それにまつわる事柄についてお話ししたいと思います。

私は中学の頃、音楽というものに目覚めました。突然の嵐のように、音楽が私の人生の中に飛び込んできて、逃げられなくなった、とでもいいましょうか。それはとてもセンセーショナルな出来事でした。

最初のきっかけは一本の映画「アマデウス」でした。これは有名な映画なので、ご存知の方がほとんどでしょう。映画の良さなどまるでわからない年頃でしたが、いきなり母が、「アマデウスを観てらっしゃい」といって私を映画館に行かせました(一緒に行かないところが母らしいのですが)。そして私は、その映画にとんでもないショックを受けてしまいました。

こんな世界があるんだ、と映像と音楽の素晴らしさにただ圧倒されました。ストーリーの内容は、当時の私がどこまで理解したかわかりませんが、とにかく一番驚いたのは音楽の素晴らしさです。それからというもの、私はモーツァルトをはじめとして、あらゆるクラシカルミュージックを片っ端から聴き始めました。

といっても当時はまだCDも普及しておらず、カセットテープの時代でしたが、テープが擦り切れるまで、何度も何度も聴き返した音楽もあります。それはCDが一般的になってからも買い直し、いろんな指揮者、楽団の演奏を聞き比べたりもしました。それが、「アマデウス」の後半のBGMとなっているモーツァルトの「レクイエム」です。半分狂ったように、私はレクイエムを聴き続けました。30年経ったいまも、時折無性に聴きたくなったりします。

そんな私ですが、実は、作曲家として一番好きなのは誰かというと、それはモーツァルトではなく、バッハなのです。いろんな時代のクラシカルミュージックを聴いていくうちにいつしか、バロック音楽に非常に影響を受けるようになりました。膨大な数のバッハの曲の中でも、(すべてを聴いたわけではありませんが)私が一番影響を受けたのは、バッハの無伴奏チェロ組曲です。この曲を、私は心から愛しています。モーツァルトのレクイエムほどのインパクトはなかったにせよ、いやそれだからこそ、自然な形で私の精神に入ってきて、いつか多大な影響を与えるに至った名曲中の名曲です。

なにがそんなにいいのかと聞かれれば、バロック音楽の素晴らしさは、その素朴さ、シンプリシティにあると思います。キリスト教音楽の極みであるバロックは、神という不可侵な存在への愛、という一点に捧げられた、とても素朴な音楽なのです。バッハも例外ではありません。そのシンプリシティに心底惚れ込んでしまいました。

これは、私の精神に多大な影響を与えただけに、写真にも自然と影響を与えています。私が「今日はバッハだな」と思う時は、シンプルな、言えば詩的な構図の写真を求めている時です。日本の街中ではなかなか難しそうに思えますが、そんな気持ちで写真を撮っていると、自然とそういったモチーフが見つかるものです。極みは、マイケル・ケンナのような写真を求めるのですが、マイケル・ケンナについては、のちの機会に触れましょう。

長々と書きましたが、実はこれを書きながらも、バッハの無伴奏チェル組曲を聴いています。もう生活の一部ですね。ちなみに、私の誕生日はバッハと同じなのです。笑

isaoの書斎でした。
では、平和な夜を。

isao

 

(2018年7月20日(金) 21:28)

前の記事

次の記事

新着記事

皆さんこんにちは。ご無沙汰のisaoです。 先週、那須高原に2泊ほどの旅行に行ってまいりました。事前の天気予報は雨の予報で、撮影は無理かな、と思ってはいたものの、無装備で行くには惜しすぎるので結局バックパック型のカメラバッグにしっかり機材を詰め込んで行ってきました。 那須2日目、雨...

写真作家、というと聞こえはいいかもしれませんが、実情はなかなか厳しいものです。経済性を重視すると作家性に影響が出ますし、その逆も然りです。英語では、「飢えたアーティスト」という表現がよく使われますが、言い得て妙と思ってしまいます。 それでも作家として、同時にプロとして生きていくためには、...

みなさんこんばんは。 明日から関東も天気が崩れるようですね。 私のメイン機であるハッセルブラッド+デジタルバックは、小雨に当たってしまっただけで壊れてしまうような強靭な防滴性能を誇っておりますので、天気は非常に重要です。雨なんぞ降ろうものなら出番は全くありません。 そんな時役立つ...

前回のブログで書いたように、新宿御苑でロケを行ったわけですが、その際の機材はハッセルブラッドという中判カメラ。スエーデン鋼の頑丈なボディと、カールツァイス製の大型のレンズの秀悦さで、誕生から100年経ったいまもプロの現場で一線を走っている優秀なカメラですが、いかんせん重すぎます。 メイン...

みなさんおはようございます 一昨日の31日、古い友人に頼まれて、私の本のあとがきを翻訳してもらうギャラ代わりに撮影を行ってきました。主役はもうすぐ15ヶ月になる娘さん。実は9ヶ月の時にすでにモデルデビューしている立派なプロ。 父親である友人は一緒に仕事もしたことのあるイケメンアメ...

レッスン無料相談窓口のご案内

サイタでは、カメラレッスンに関する疑問に
専門カウンセラーがお電話にてご案内しております。
お気軽にご利用ください。

お電話相談窓口はコチラ

ブログ記事 ページ先頭へ