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【isaoの書斎001】ブラッサイが遺した永遠という瞬間たち

みなさんこんばんは。
isaoの書斎のお時間です。

isaoの書斎には、写真集はもちろん、画集、詩集、小説、そして音楽と、たくさんの「今に生きる叡智」があります。
このコーナーでは、そのコレクションの中からひとつづつご紹介し、写真をアートと捉える上で欠かせない、【美の本質】という観念に迫っていきましょう。

さて、第1回目の今回は、写真の黎明期に見逃すことのできない足跡を遺した巨匠、ブラッサイの魅力を解きほぐします。参考とするのは、「Brassai Paris: 1899-1984 (Taschen 25th Anniversary Special Editins)」でいきましょう。

ブラッサイ、という名前に聞き覚えのあるものの、彼が何をした人かわからない、という方も多いのではないでしょうか? 確かに、ブレッソンやドワノーといった巨匠たちに埋もれて、日本ではあまり紹介されません。

しかし、彼が遺した多くの写真からは、20世紀初頭の、かつての花の都、パリの永遠のような情景が、ありありと浮かび上がってきます。

彼は、他の多くの巨匠と同様に風景だけでなく、静物や人物、それも誰もが知っているようなピカソやジャコメッティ、サルトルなど、美のジャンルを問わず多くの著名人の姿を記録してきました。

が、ブラッサイを有名にしているのはやはりパリの風景、それも夜景でしょう。

彼が写したパリの夜景には、街灯の灯りに浮かび上がった古き良きパリの永遠のような瞬間がいくつもあります。それを見て、パリは変わっていないと誇るのも、変わってしまったと嘆くのも個人の自由ですが、私の観点では、変わる変わらないではなく、「ブラッサイの夜景」としてのパリは永遠を記録していると思うのです。これはおそらく、ブラッサイの作品を見ていただければすぐご理解いただけると思います。

私も半年ほどの合計期間をパリで過ごし、作品にしようと試みた身だけに、ブラッサイの心情には深い共感を覚えます。ああ、これが永遠の都、パリの姿だ、と思うのです。

長ったらしい解釈はやめにしましょう。
パリの夜景とはどんなものか、少しでもご興味を持たれたら、この本をお求めになることをお勧めします。Taschenは「良質の印刷で、お手頃な美術書」を作ることを得意としていますので、非常に安く手に入ります。

それでは、1930年代のパリの夜更けにお逢いしましょう。

isao

【isaoの書斎001】ブラッサイが遺した永遠という瞬間たち

(2018年7月16日(月) 2:06)

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