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ローパスフィルターの話

サイタ写真講師のケンミサキです。ローパスフィルターの無いカメラ。

フジのXシリーズが先鞭をつけ、今ではソニーやペンタックス、ニコン、キャノンにも
ローパスフィルターの無い、あるいはその機能をキャンセルしたカメラがあります。
ローパスフォルータの無いカメラは、解像度が高い、高画質と言われています。

そもそもローパスフィルターとはなんでしょうか。
その前に、まず「モアレ」という現象を理解する必要があります。

モアレは、
「干渉縞ともいい、規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、
それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様のことである」

とウィキペディアにあります。
つまり規則正しい繰り返し模様をレイヤーとして重ねそれがズレると縞模様がでる、
ということで、昔は洋服の生地でモアレを利用したデザインがあったそうです。

で、これがなんでカメラに関係するかというと、
デジタルカメラの撮像素子では画素が規則正しく並んでいるからです。
フィルムは画素がランダムに並んでいたので、このようなモアレ現象は起こりませんでした。

規則正しい繰り返しの模様を写すと、
デジタルカメラの撮像素子の画素の規則正しい配列と干渉してしまい縞模様が現れるわけです。

そこでローパスフィルターの出番です。
ローパスフィルターは撮像素子の手前にあり、 レンズから届く光を僅かながらにボカします。
このことでモアレが起きないようにしているのです。

しかしながら、ボカすのですからとうぜん解像度は落ちます。
そこで、このローパスフィルターをなくしてしまえば、クリアーな画像が得られるはず。

作例はフジのローパスフィルターの無いカメラ、
X-M1に24mmのパンケーキレンズを付けて撮影したものです。
多摩川の河原に咲くハマダイコンとムラサキツメクサの花です。

高解像度(画素数が大きい)でローパスフィルターレスの代表選手はニコンのD810。
キャノンはEOS 5DsRがローパスフィルターの機能を結果的に相殺するシステムをとっています。

高画素のローパスフィルターレス機がもっとも威力を発揮するのは、三脚を立てしっかり撮る風景写真でしょう。高解像度であればあるほど、ピントやブレにはシビアになります。

ローパスフィルターが無いと、人工物、ファッションでは、規則正しい模様があることが多いので、
モアレがでてしまう可能性があります。

ローパスフィルターの無いFUJIのXシリーズは、画素数は1600万画素と控えめですが、
2000万画素を超える最近のミラーレスや一眼に引けを取らない、
いやむしろ画素のひとつひとつのクオリティの高さには目を見はるものがあります。
高画素機とちがって、スナップショットをバシバシ撮るのに向いているでしょう。

X-M1などはコスパが高く、X-Pro1も新型がそろそろ出るのでお手頃価格です。
コンデジを卒業しての次の選択にいかがでしょうか。
一眼レフをお持ちの方には、素敵なサブ機になるでしょう。

(サイタのブログにアップロードした写真はサーバーでの変換があり、
オリジナルに忠実ではありませんが、クリアさは十分に伝わると思います。)

Peak2Peak 檢見﨑誠 / www.kemmisaki.com

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(2015年5月13日(水) 21:54)

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この記事を書いたコーチ

文藝春秋社の写真部所属を経て、フリーで活躍中。雑誌の紀行文の執筆も

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