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光と空気を写す

サイタ写真講師のケンミサキです。山岳の写真。山の写真は山が主役でしょうか?
山に登って素晴らしい風景に出会った時の主役は、山ではありません。

山のある風景、そこに流れている時間、空気感、
そしてその場所まで歩いてきた自分が、じつは写真の主役です。

主役を表現する方法は、なにも主役がで〜んと写っているだけではありません。

作例は5月の北アルプス。槍ヶ岳山頂近くから早朝に眺めた景色です。

画面の左から、もっとも奥に薬師岳、その手前に雲ノ平と祖父岳、
そのすぐ右手前に鷲羽岳、その稜線を左に辿っていくととんがった水晶岳。
その左の稜線には赤石岳、手前の稜線にはなだらかな野口五郎岳、
その奥には立山三山が見えます。

でもこの写真の主役は、空と雪の色です。
その日、まだ生まれたばかりの日の光を受け始めた空と雪が、
刻々と色と輝きを変えていく一瞬の時間。

アップをやめて全体を、空を満たしていく光を、
カメラにゆっくり優しく取り込むような気持ちでシャッターを押してみましょう。
きっと素敵な一枚が待っています。

Peak2Peak 檢見﨑誠 / www.kemmisaki.com

光と空気を写す

(2015年4月16日(木) 9:58)

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この記事を書いたコーチ

文藝春秋社の写真部所属を経て、フリーで活躍中。雑誌の紀行文の執筆も

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