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色飽和

一ヶ月ほど前になってしまいましたが、10月初旬に紅葉で有名な北アルプス涸沢へ仕事で行きました。お客様をガイドしながら、撮影講習もするという仕事。毎年この時期、涸沢は大混雑するのですが、予想どおり紅葉ウォッチに登ってきた人たちでいっぱい。

目的の紅葉は、冷夏だったのでどうかなと心配だったのですが、予想以上に素晴らしく、また天候にも恵まれてお客様にも大満足してもらいました。

このような紅葉の撮影で注意することは、なんといっても「色飽和」でしょう。デジタルでは赤や黄色などの暖色系の色相で、彩度が上がりすぎると色の階調が失われてしまう色飽和が起こり易いと言われています。撮影時のピクチャーコントロールで風景モードにして撮影すると彩度が上がってしまい、それをさらに現像処理して彩度を上げてしまうと、色飽和が起こってしまいます。写真は鮮やかな方が一見よく見えるのですが、やりすぎは禁物です。

撮影している時に隣で三脚を立てていらした方がこう言います。「涸沢の紅葉の撮影に何回も来ている。紅葉って綺麗だけど、金太郎飴みたいな写真ばかりになるんだよね」
確かに!!どれも同じような絵柄になりがちな紅葉の風景。

誰がとっても同じようになるのは、こうした風景写真において、作品を作るときの難しさ。これはプロにとっても同じこと。では、どうしたらいいでしょうか。

風景は、人間が見てはじめて「風景」となります。雷鳥は「風景」を見ていません。そこには、人間の文化や思想や思い、感情などが反映されています。眼前の景色をどんな思いを持って見ているのか、その思いが写真に込められていれば、自ずと「金太郎飴」にならない作品に近ずくでしょう。ところが、たいていの場合、知識や欲や、仕事であればクライアントの要望や、いろいろな要素が入り込んできて、なかなか上手くいきません。

カメラ好きの男性の場合、例えば「あの雑誌で見たあの作品のように撮りたい」という思いが強いと、自分が見ている眼前の風景を「こうあるべきだ」という思いで見てしまいがちです。

こうした言わば「雑念」から自由になることは誰もなかなかできません。

私が今回お連れしたお客様は写真がご趣味の77歳。この歳で北アルプスに登れるのか、涸沢の紅葉を見ることができるのか、出発前は心配されていました。ですから、上高地を出発して次第に高度を上げて、涸沢の紅葉が見えてきたとき、ほんとうに感動されていました。その思いがきっと写真にも写っているでしょう。

写真はいつでもパーソナルな行為、個人的な体験です。その思いが伝わるように。

色飽和

(2014年10月31日(金) 8:33)

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この記事を書いたコーチ

文藝春秋社の写真部所属を経て、フリーで活躍中。雑誌の紀行文の執筆も

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検見崎誠 (カメラ)

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