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紫のふしぎ

今回はちょっと危険な領域に触れます。
難しさゆえに語られることさえあまりない分野-それは「紫色の再現」です。
初耳の人もあれば,経験で感じている人もあるでしょう。

「紫」は実に不思議な色で,
見たまんまにちゃんと写ることもあれば,かなり違った色に写ることもあるのです。
(☆どんなにいいカメラでも!)

まだ経験してない方は,勇気を出して(⁈)赤紫〜青紫あたりの花を何種類か撮ってみてください。
もしかしたら,目の前の花とは別物のような液晶画面を見られるかもしれません。
(私ですらいまだに紫を撮る時はドキドキします。)
(※ちなみに,コンパクトデジカメで試すと,違う色になる確率が高いようです。)

さて,問題は一体どういう条件でそうなるのか?…
実は,これを正確に説明できる人は恐らくいないのではないか?と思われます。
特定の要素に着目して説明したものはたまに目にしますが,
残念ながら限定的に当てはまるだけであり,例外が必ず存在します。

とは言っても,ですよ。
ぶっちゃけ理屈なんか分からなくても(いろんな設定をあれこれ試して)きれいに撮れてしまえば
それでOK!なわけで,現実の世の中ではそう対処しています。
(それに世の中,紫色ばかりで成り立ってるわけじゃあなし。)

さて。
以下の内容は「紫のふしぎ」をマニアックにのぞいてみたいという奇特な方だけご覧ください。
(※肝心の撮影テクはレッスンで触れますね。ヽ(^-^*))

ものすごく簡略化します。
紫にも実は2パターンあります。

(1)純粋に紫の波長の光
(2)赤の波長と青の波長が混じっている光

なんと人間は(2)の光を「2種類の波長が混ざっている光」とは認識しません!
(分析機器みたいに波長を分離・計測する能力はない。)
赤と青とが混ざっていると「これは紫色だ」と認識するのです。
ということは(1)との違いが人間には分からないということになります。

ところが,電子機器はちゃんと見分ける-正確には違った反応を示してしまうのです。
(2)は問題なく捉え記録します。
やっかいなのが(1)で,波長によっては難しいのです・変色します。
(=単調な紫の波長を,3原色R・G・BのB(青)だけで無理して捉えるしかなく,
結果として紫が青になる時がある。)

さらに深~い世界をもうちょっとだけ:
人の目は見ている特定の範囲のISO感度を変えている!しかも色の感度も。
(これを真似したカメラが作れたら革命的!)
パソコンで編集される方は分かりやすいが,R・G・Bの各レベルの最小値は0。
ところが人間の目には,なんと,R(赤)にマイナスに補正カーブする領域がある!
(だから豊かな色再現が可能。)

この辺の驚異や不思議は語り出すとキリがないのでこの辺で。
(万が一にも興味を持たれた方があったらお尋ねください。)

 

(2014年3月31日(月) 0:03)

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