ティルトシフトという技法で写真を撮ると,
まるでミニチュアのような立体感が生まれることを,前回触れました。
今の “デジカメ” のデジタル技術を使うと,それがいかに簡単に味わえるか,実例を紹介します。
とある40代の主婦の方が撮ったものです。(ご本人の許可済。一番下。)
(機種はソニーのDSC-WX200で「ミニチュア」というエフェクトを使用。)
東京タワーの展望台からの景色だそうです。 いかがですか?・・・
擬似的・簡易的ではあるものの,かなり “味” が出てると思われませんか?
詳細をつぶさに観察(チェック)すれば,
ボケの境界線の不自然さや,その範囲の大雑把な適用など,アラは目立つのですが,
そもそもこういうテイストの写真をいとも簡単に撮れてしまうことがすごいのです!
(しかも2万円前後のカメラで・・・( ̄∇ ̄;)・・・)
夜の写真に至っては,(先回紹介した)本城直季さんの写真に迫るものすらあります。
こんな写真は,一昔前には一般の素人には決して撮れませんでした。
さて,もう一つの重要なポイント!
(これは写真だけでなく,他のいろいろな分野でも言えることなのですが,)
これが「きっかけ」(or刺激)となって,
新たな挑戦・ステップアップをしようという,「やる気」に通じる可能性があることです!
学校の勉強orテストにたとえるなら,
いきなり「100点だけを目指せ!それ以下はダメ!認めない!」と言われるのと,
100点は目標の先にあるとしても「まず30点目指してみようか。もしできたら,次50点・・・」
みたいに言われるのと,どっちが「頑張ろうー!やってみよう!」という気になりますか?
まあ,人(タイプ)による面もありますが,
おそらく,いきなり最高を目指すのではなく,
少しずつ,今できるレベルでステップアップしていくほうが,継続してゆける人が多いでしょう。
[※数学等の家庭教師で,今まで実際に経験してきたことでもあります。]
ある人は安直と考えるかもしれませんが,
今ある “デジカメ” のエフェクト・フィルター類も使ってみることで,
「あ!こんなんが私でも撮れる!」とうれしくなり,
それが「踏み台」になって,さらなるステップアップ;写真技術の向上を目指そうという,
やる気につながる可能性を秘めているのです。(^-^)/
皆さんも,是非,自分を軽く奮起させる,“おいしい” 写真を自分で味わってみてください。(^∇^)b



(2013年3月26日(火) 12:54)