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フランス人のセンスって・・・

本当に素晴らしい!
いやー彼らの爪の垢を飲ませて欲しいですよ。
ほんとうに・・・

アッジェやアンリ・カルティエなど、
フランスには世界的に有名な写真家がたくさんいますが、
今回は映画のお話です・・でも写真の話?

フランスの有名な古い短編映画で、タイムトラベルをする
「ラ・ジュテ」という作品があるのだけど、
近年のSF映画では科学的根拠を基に、高度なCG技術を用いて、
タイムトラベルを画くのが一般的。

だけど、この「ラ・ジュテ」という映画では、
写真表現の面白さを利用して、そのシーンを画いている。

この映画、実は動画ではなく、モノクロ写真を一枚づつ、
数秒ごとに変えて、紙芝居のようにストーリーを追いかけているんだ。
なんとまあアナログ的な手法だろうか・・・

写真はストップモーションだから、シャッターを押した瞬間の、
前後の出来事は、もちろん写らない。
その前に何があって、その後どんなことが起きたかは、
一枚の写真の時間を軸に、前後を想像するしかない。

動画はその動いた行動がすべて写っているわけだから、
そのままの出来事がストレートに伝わってくるけど。
写真には写らない、前後の時間が存在する。

で、その余白というか、透き間みたいなものを、
想像することが面白いわけで、
それは、現実的な時間の流れの制約がある動画では、
なかなか表現することができないのだ。

難しくなってしまったけど、ようするに
写真は見る人の記憶や経験によって、
様々な捉え方があるということ。

そんな写真表現の豊かさを、映画という媒体の中に、
あえて取り入れて、特異な作品に仕上げてしまった。
そのセンスに脱帽なのです。

だって半世紀近く前の作品だけど、その手法を模倣した
映画が未だに出現しないことからも、この「ラ・ジュテ」が
いかに逸材な存在であるか分ってもらえるだろう。

お金ではない、本当にセンスひとつなんだ!
この映画は、そのことを痛い程に教えてくれる、
バイブルのような作品なのです。

いやーちょっと難しい話で、長くなってしまいましたが、
こんな武井裕之ですが、よろしくお願いいたします。




フランス人のセンスって・・・

(2010年10月22日(金) 19:46)

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