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借方と貸方の増減関係を理解する一例として

今回は、借方と貸方の増減関係に関する私見を述べてみようと思います。

簿記では、借方と貸方の二面的な関係として企業の経済活動を表現します。

ここでは、借方で増える項目を「借方項目」、貸方で増える項目を「貸方項目」と考えておきます。

たとえば、普通預金100|借入金100という仕訳に関して、借方と貸方の増減関係を考えてみましょう。
この仕訳は、調達した資本が借入によって100増えたので、普通預金として運用される資本が100増えたと分析することになります。
そして、調達した資本を貸方側、運用する資本(調達した資本の運用)を借方側で表現することが決まっている以上、調達した資本は、貸方側で増えることになるし、運用する資本は借方側で増えることになります。

それでは、今度は、借入金100|普通預金100という返済の仕訳に関して、借方と貸方の増減関係を考えてみましょう。
この仕訳は、普通預金100として運用していた資本を借入返済に使って、借入金として調達した資本100がなくなると分析することになります。
したがって、借方で増える項目である普通預金(運用資本)を減少させることになるので、この場合は、借方の反対の貸方側で普通預金を減少させることになります。
そして、貸方で増える項目である借入金(借入として調達した資本)を減少させることになるので、この場合は、貸方の反対の借方で借入金を減少させることになります。

借方(運用)と貸方(調達)の関係は、必ず均衡することになります。そのことを前提にすると、貸方で増加を表現する項目は、借方側で減少を表現することになるし、借方で増加を表現する項目は、貸方側で減少を表現することになります。

以上のように、私は、借方項目と貸方項目の増減は、運用資本の増減(借方項目)、調達資本(貸方項目)の増減として表現されるものと理解してます。

ちなみに、借方項目に該当する項目は、①資産、②費用、貸方項目に該当する項目は、③負債、④収益(売上)、⑤資本金、⑥繰越利益であると理解してます。
以上のように仕訳を資本の運用と調達との関係で理解することは、暗記を最小化し、簿記学習の効率を上げることが期待できると思っております。
ただし、諸説あることにはご留意ください。

 

(2018年7月19日(木) 22:59)

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