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もしドラを読んで

今話題の、
「もしドラ」を読んでいたら、
書きたくなったので、書きます。

もしドラのヒットの背景には、
ドラッカーの考え方が
素晴らしいものであるということがあるでしょう。

今更僕が言うまでもありませんが、
ドラッカーは経営学の父と言われている人物で、
多数の著書を記しています。
「組織」という、人と人が集まって何かを成し遂げるというシステムを、
どのように構築するかについて、普遍的・本質的な考え方を示しています。

人間が、その歴史上で、ほんの数十年しか、組織経営をしておりません。
つまり、組織経営は、生まれて間もないのです。
どのようにやれば良いか、誰も知らなかったのです。
その新しい考え方を、ドラッカーは示しています。

ドラッカーの知識は、会社経営に限らず、
様々なことに応用できる知識であることは間違いありません。
お金儲けの話ではありません。
この現代社会を、どのように生きて行くかの手引書となり得るものです。
「自分のためにこの本を書いてくれたのではないか?」
と、誰もが思ってしまうような内容です。

最後にも申し上げておりますが、
簿記ともとても深い関わりがあると考えます。


以下、ドラッカーのマネジメントより抜粋です。


 人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理体制、昇進制度、報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。だがそれだけでは十分ではない。根本的な資質が必要である。真摯さである。
" 最近は、愛想よくすること、人を助けること、人付き合いをよくすることが、マネジャーの資質として重視されている。そのようなことで十分なはずがない。
 事実、うまく言っている組織には、必ず一人は、手を取って助けもせず、人付き合いもよくないボスが居る。この種のボスは、とっつきにくく気難しく、わがままなくせに、しばしば誰よりも多くの人を育てる。好かれている者よりも尊敬を集める。一流の仕事を要求し、自らにも要求する。基準を高く定め、それを守ることを期待する。何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。真摯さよりも知的な能力を評価したりはしない。
 このような資質を欠くものは、いかに愛想がよく、助けになり、人付き合いがよかろうと、またいかに有能であって聡明であろうと危険である。そのようなものは、マネジャーとしても、紳士としても失格である。
 マネジャーの仕事は、体系的な分析の対象となる。マネジャーにできなければならないことは、そのほとんどが教わらなくとも学ぶことができる。しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得することのできない資質、初めから身に付けていなければならない資質が、ひとつだけある。才能ではない。真摯さである。"
 あらゆる組織において、共通のものの見方、理解、方向付け、努力を実現するには、「我々の事業は何か。何であるべきか」を定義することが不可欠である。
 自らの事業は何かを知ることほど、簡単でわかりきったことはないと思われるかもしれない。鉄鋼会社は鉄を作り、鉄道会社は貨物と乗客を運び、保険会社は火災の危険を引受け、銀行は金を貸す。しかし実際には、「我々の事業は何か」との問いは、ほとんどの場合、答えることが難しい問題である。わかりきった答えが正しいことはほとんどない。
" 企業の目的と使命を定義するとき、出発点はひとつしかない。顧客である。顧客によって事業は定義される。事業は社名や定款や設立趣意書によってではなく、顧客が財やサービスを購入することにより満足させようとする欲求によって定義される。顧客を満足させることこそ、企業の使命であり目的である。したがって、「我々の事業は何か」との問いは、企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる。
 したがって、「顧客とは誰か」との問いこそ、ここの企業の使命を定義する上で、最も重要な問いである。
 やさしい問いではない。まして答えのわかりきった問いではない。然るに、この問いに対する答えによって、企業が自らをどう定義するかがほぼ決まってくる。"
" 顧客とは誰かのヒントになる記述。
 1930年代の大恐慌のころ、修理工からスタートしてキャデラック事業部の経営を任されるに至ったドイツ生まれのニコラス・ドレイシュタットは、「我々の競争相手はダイヤモンドやミンクのコートだ。顧客が購入するのは、輸送手段ではなくステータスだ」と言った。この答えが破綻寸前のキャデラックを救った。わずか2,3年のうちに、あの大恐慌時にもかかわらず、キャデラックは成長事業へと変身した。"
 企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである。マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす。
 これまでマーケティングは、販売に関係する全職能の遂行を意味するに過ぎなかった。それではまだ販売である。我々の製品からスタートしている。我々の市場を探している。これに対し、真のマーケティングは顧客からスタートする。すなわち現実、欲求、価値からスタートする。「我々は何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を買いたいか」を問う。「我々の製品やサービスにできることはこれである」ではなく、「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである」と言う。








抜粋は以上です。
これらのエッセンスを、
自らの置かれている組織に当てはめてみると、
効率的な組織運営につながると思います。

ただ、本質の塊のようなものなので、
それぞれの置かれている状況に
落とし込んで行くという作業は必要ですが、
根底にある普遍的な部分ではあると思います。

人と人が集まって組織をなす訳ですが、
人それぞれ考え方が違うので、
意思の疎通を図るのは容易ではありません。

ドラッカーという天才の知恵を借りて、
少しでも効率的な組織運営ができる事を望みます。



ps
これらの知識は、簿記から派生するものと考えます。
簿記を知ってこそ、マネジメント、コーポレートファイナンス、
税法、管理会計などを、理論的に考えることができるでしょう。

もしドラを読んで

(2011年6月29日(水) 8:23)

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この記事を書いたコーチ

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