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損をしないための、心の会計

長い記事ですが、ためになる知識だと思ったので、
書いてみました。
読んだら何かが変わるはず☆


 週末、消費活動をしているときに、
「心の会計に陥ってしまっているな」
と感じ、復習の意味を込めて、
日記にしてみました。
僕は、初めて心の会計を学んだとき、
少し考え方を変えるだけで、
お金の使い方を変える事ができる、
魔法の知識のように感じました。

なかなかややこしいですが、
考え方を変えるだけですむので、
一読の価値ありです。

 汗水たらし、働いて稼いだ一万円と、
ギャンブルで運よく稼いだ一万円、
人はどちらを大事にするのでしょうか。
おそらく、働いて稼いだ一万円でしょう。
どちらも同じ一万円。
しかし、値打ちに違いがあるように感じてしまう。
その理由は、
働いて稼いだお金とギャンブルで手にしたお金とを、
まるで別のもののように区別していることにあります。
いわば、お金に色をつけて考えているわけです。
このように、
お金の価値は同じであるにもかかわらず、
心の中で区別し、使い方を変えてしまうことを、
心の会計といいます。

 この心の会計を企業は巧みに利用しています。
それがキャッシュバックです。
例えば600円で商品を購入し、
後で100円をキャッシュバック
してもらう場合を考えてみましょう。
店に対して支払った金額は、
差し引き500円。
一見、はじめから500円支払ったのと何も変わりません。
しかし、キャッシュバックされた100円は、
あたかも店からのプレゼントのように感じられ、
得をした気分になります。
すると、客はキャッシュバックされたお金を使い、
買うつもりがなかったものまで買うかもしれません。

 心の会計によってお金を区別して考える傾向は、
サラリーマンの報酬にも見られます。
毎月の給料とボーナス、
サラリーマンにとって削られたくないのは、
毎月の給料です。
一般にボーナスは、
プラスアルファの収入と捉えがちであり、
毎月の給料は基本的な収入だと捉え、
変動するのを嫌う人が多い。
毎月の給料もボーナスも、
報酬であることに変わりはないのに、
心の会計によって、
区別して考えているのです。
だからこそ企業は、
毎月の給料にはできるだけ手をつけず、
ボーナスを減らすという方法をしばしばとるのです。

 こうした心の会計は、
行動経済学の法則のひとつであり、
2002年のノーベル賞で注目を集めました。
この分野を切り開いたのは、
経済学者ダニエル・カーネマン。
伝統的な経済学が合理的な人間を
前提にしてきたのに対し、
カーネマンらによる行動経済学では、
人がしばしば非合理的な判断を下すことに着目しました。
実験を取り入れ、
一見非合理的な行動の中に何らかのパターンを見出し、
論理的に説明しようとします。

 例えば、心の会計の場合、合理的に考えれば、
働いて稼いだ一万円と、
ギャンブルで稼いだ一万円の経済的な価値は同じ。
にもかかわらず、
人はつい心の中でお金の価値を変えてしまう。
こうした非合理性を分析するのが、
行動経済学なのです。

 子供の教育のためにと、
毎月決まった金額を積み立てる一方で、
車やマイホームのローンを支払っている人がいるとします。
例えば年1%の金利で教育資金の積立預金をしていて、
200万円が貯まっています。
一方で、車を買い替えるために150万円が必要になって、
年5%の金利で150万円の自動車ローンを組むとします。
実際の金利の高さはいろいろであるが、
積立預金の金利よりも、
ローンの金利のほうが高いのは明らかです。
しかし、子供の教育に使うお金、
として積み立ててしまうと、
そのお金に手をつけて車を買うことに
罪悪感を感じてしまう。
でも、合理的に考えれば積立預金を
解約して自動車の支払いに充てるべきです。
そうすれば、積立預金と金利の差額が
確実に節約できるでしょう。
この例では金利差は年4%で、
150万円の借金が避けられるなら、
単純計算で、年6万円の節約となります。
心の会計に陥らないように気をつけ、
お金には色をつけるべきでないと考えるだけで、
何万円もの節約になるのです。

 ピークエンドの法則とは、
人はピーク時と終わりの印象だけで、
全体の印象を決めてしまう傾向があること。
心の会計と同じく、
これも行動経済学によって示された法則です。

 確実性効果とは、人は0円や0%といった、
極端な表示に対し、
メリットが確実にあると感じられ、
過大に評価する傾向があること。

 行動経済学では、こうした人間の性に関する法則が、
他にもいろいろ示されている。

 例えば、アンカリング効果。
セールでよく見かける割引の文字は、
元の価格との差を強調する事で、
消費者はつい「お買い得だ」と感じてしまう。
ちなみにアンカリングとは、
船の錨を意味するアンカーに由来する。
錨は一度降ろすと、そこから動かない、
いわば基準と考える事ができます。
割引セールでいえば、元の価格がアンカー、
すなわち基準となっているといえる。

 続いてはフレーミング効果。
例えば宝くじで一等が当たる確率は、
わずか0.00001%です。
しかし、本数で表すと68本。
同じ宝くじでも、
本数で表したほうが期待が持てるような気になる。
ものを見るフレーム(枠組み)を変えることで、
値打ちまで変わるように感じる。
これがフレーミング効果です。

 そして保有効果。バイクや車など、
自分で保有しているものを、
簡単に手放したくない人は多いであろう。
人はいったんあるものを保有すると、
その価値を高めに評価してしまい、
手放すことによる損失を恐れる傾向がある。
これが保有効果です。

 ある組織が外部の専門家に
調査を依頼したとき、
巨額の案件の調査だったので、
大手の調査機関に約1,000万円を支払って
調査をしてもらったとする。
ところがその後で、
報告書の結論に問題があること、
そもそもその調査機関には
専門知識が欠けていることがわかった。
幸運なことに、日本有数の専門家を見つけて、
100万円以内で調査をやり直してもらえる
約束を取り付けた担当者は、
早速組織の上層部に話をした。
すると上層部の人たちは、
再調査をするほうが正しいことを
きちんと理解したうえで、
「すでに1,000万円支払っている、
仮に内容や結論に問題があるとしても、
メンツの問題があり、再調査はできない」
と言った。
1,000万円の報告書について、
保有効果が働いたというわけです。
それぞれの個人は合理的な選択が
何かを理解しているのに、
組織では非合理な決定をしてしまう、
というケースもある。

 心の会計に陥らないように、
注意しながら経済活動を行いたいものです。

 

(2011年6月23日(木) 19:10)

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