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本日(令和2年5月12日(火))第154回日商簿記2級検定試験の意図と講評が公開されました!!(工業簿記編)。

        第154回簿記検定試験2級出題の意図・講評

【第4問】
(出題の意図)
個別原価計算から出題しました。家具製造では見込生産品も多くありますが、今回は高級家具ということで個別受注生産を想定しています。企業単位でみると、両方の生産形態が混在していることも多いでしょう。
個別原価計算では製造指図書ごとに原価を集計していきますが、今回はこの集計がほとんど終わっている段階からの仕訳や勘定記入を中心とする問題になっています。そのため計算量は多くないはずですが、資料は多くなっていますので、必要なデータを読み取れたかどうかが点数に響いてくるでしょう。
問3では、製造間接費の配賦差異を計算します。今回は製造間接費予算が固定予算であることに注意してください。また、[資料]には製造間接費予定配賦率が示されていません。代わりに、予定配賦率を使用して計算した金額(=予定配賦額)が[資料]2.に出ていますので、この金額を使って配賦差異を計算できるようになっています。
応用論点として仕損費の計算・処理を出題しました。[資料]2.から計算結果を読み取り、[資料]4.(2)にもとづいて処理していきます。過去にあまり出題例のない論点ですが、2級の出題範囲(指図書に賦課する方法のみ)になっていますので今後も忘れずに学習しておきましょう。

(講評)
全体としては比較的高得点がとれていましたが、そのなかで得点率が低かったのは、問1(2)の仕訳と問3の配賦差異でした。問1(2)は、実際消費単価で計算した金額を書いてしまう誤答が散見されました。資料を的確に読み取れていれば、金額を計算する必要のない問題だっただけに、もったいない間違いでした。問3の配賦差異については、予算差異と操業度差異を反対に書いてしまう誤答が多かったです。これももったいない間違いといえるでしょう。今回は固定予算の差異分析が出題されました。変動予算に比べると慣れない受験生が多いのかもしれません。
なお、問2は補修の指図書に集計された原価を加算するところが、出題例の少ない論点でしたが、この論点はよく学習されていたようです。誤答としては、この論点よりも、完成品原価に該当する製造指図書を選び出せていないことによるものが多かったようです。

【第5問】
(出題の意図)
本問は、実際総合原価計算の問題です。示された資料のデータから、総合原価計算表を完成するために、月末仕掛品原価と完成品総合原価を計算することになります。
この問題では、原料が2種類あり、1つは工程途中の追加投入であること、さらに、正常仕損の発生があることが特徴です。基本的な総合原価計算の延長上で、このような生産状況に応じて、原価を的確に計算できるかどうかを見るための問題でした。問1では、正常仕損費を完成品のみに負担させること、そして、投入時点が工程の途中であるB原料費を適切に完成品負担させること、これらが正確にできることで正解に到達します。問2では、処分価額をどのように会計処理するかの理解が必要になります。複雑な計算ではありませんが、生産状況に応じて、月末仕掛品と完成品に適正に原価を配分する計算ができるか否かが本問の要点でした。

(講評)
本問は、実際総合原価計算の問題ですが、原料2種類のうち、1つは工程途中の追加投入であり、また、正常仕損の発生があることが特徴です。基本的な総合原価計算を理解していれば、問題文の指示に従って計算することで、十分に正解に至ることができるような出題でした。その結果、全般的には、よくできている答案が多いようでした。一方、材料費は計算できても加工費の計算ができない答案、さらに、残念ながら総合原価計算を全く学習していないような答案もありました。
工業簿記における計算の中心として、総合原価計算の知識は必要不可欠です。基礎となる費目ごとの原価計算の式を理解することから始まって、仕損などを含めた様々な生産状況に応じて、月末仕掛品と完成品に原価を配分する計算ができるように学習して欲しいと思います。

 

(2020年5月12日(火) 23:12)

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