この話題はよく、工業簿記を学び始めた段階で、よく耳にするコラム的な話です。
一人暮らしの方って(私もです)、
食事をどうするか、ひとつの悩みの種ですよね。
要はどっちが安上がりか?ということです。
まず、外食の場合ですが、
食事を提供しているお店(または、背後にいる、そのお店を経営している会社)の立場になって考えてみましょう。
お店としては、食事を出すのにかかった費用に、利益分※を上乗せして、客に提供しているはずです。
その費用は、以下の3つに分類できます;
①材料費:食材や、調理器具などの比較的短期間で消費するものにかかった費用
②労務費:従業員の方のお給料
③経費:①②以外の費用。例えば、電気代とかガス代とか。
・・・工業簿記では、
上記①~③の費用をどのように算定し(費目別計算といいます)
それをどのように各製品に振り分けて各製品の原価を算定するか、ということを学ぶわけです。
さて、上記、外食における値段と比較して、自炊の場合はどうでしょうか?
※の上乗せ利益分は、自炊では考える必要ありませんね。
①③の費用は当然自炊でも必要です。
②は、誰かに給料を払っているわけではありませんから、必要ありませんね。
ということで、※と②がない分、自炊のほうが安上がり!
と結論付けて、果たして問題ないのでしょうか?
ということを、ここから数回に分けてブログで書くことで、
工業簿記について、皆様にイメージ湧かしてもらえればなぁと思います。
まずは、上記②の労務費、
本当に自炊の場合は考えなくていいの?ということを次回、お話します。
(2015年1月28日(水) 22:39)