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リフティングチャージ料と円転換手数料(為替手数料)。

今まで日商簿記1級の試験範囲であった外貨取引が、日商簿記2級の試験範囲に追加されました。

あまり外国為替取引を行っている会社で働く機会がないと思いますので、リフティングチャージ料と為替手数料についてお話ししたいと思います。

10年ほど前まで振込を行う場合に電信振込と文章振込の2種類があって、即日着金を行いたい場合は電信振込を、直ぐに着金しなくても振込手数料をケチりたい場合は文章振込を・・、てな感じで振込みを行っていましたが、今は文章振込が無くなったため、すべて電信扱いになって、直ぐに着金処理が出来ます。

ゆうちょ銀行では『振込み』と呼ばずに『送金』と呼ばれています。
また、ゆうちょ銀行では、土曜日・日曜日に送金処理をしても、その日(土曜日・日曜日)に即入金(着金)処理が行われます。

三菱UFJ銀行も、三菱UFJ銀行他支店当てであれば、ゆうちょ銀行と同様うに土曜日・日曜日に着金出来る様になっています(2017年2月頃から可能になったのかな?)。

話はズレましたが、外国為替取引の件でしたね。
先程話はATMの機械で振り込めば、即相手の預金口座に着金すると言う事実を確認したかっただけです。

では、USAドルを日本から中国へ振込みをする場合、どの様に現金が動くか考えてみましょう。
皆様は、そう考えますか。
USAドル(現金)を日本から中国に振込みをした場合、USAドルは一旦ニューヨークを経由(USAの銀行)してから中国に振込みされます。
だから、着金するのに日数がかかるのです。
時差があったり、日付変更線の問題が有ったり、国際取引には目に見えないいろんな問題があるのです。

さて、本題です。
外国為替取引を行うに当たっての前提条件別に説明致します。

1.外貨普通預金口座を所有していない場合
  日本から韓国にUSAドル100,000ドルを振込みをしようとする場合、先
  ずは銀行で100,000ドルに交換しなければ(買わなければ)なりません。
  そして、USAドルを買うわけですから、円からドルに交換するために為替手数料
  がかかります。
  次に、振込を行いますので振込手数料が発生します。
  ここまでの取引で発生した手数料は、為替手数料と振込手数料です。

  今度は、外貨通貨を受け入れる場合です。
  韓国からUSAドル100,000ドルが振り込まれてきました。
  外貨普通預金口座がありませんので、日本円に円換算して日本円で普通預金口座に
  入金手続きがされます。
  ここで、日本円で受け入れるため、USAドルから日本円に交換するために為替手
  数料と本邦通貨に換算したために為替差損益が生じます(1USAドルが日本円で
  いくらかにより差益が生じるか差損が生じるかが替わります)。

2.外貨普通預金口座を所有している場合
  初めて外貨普通預金口座を所有したならば、外貨普通預金口座を開設する時に、い  くらかのUSAドルを買わなければ外貨普通預金口座は開設出来ません。
  では、外貨普通預金口座開設のためにUSAドル100,000ドルを買いましょ
  う。
  USAドルを買いましたので、先程と同様に為替手数料が発生しました。

  では、先程と同様に日本から韓国にUSAドル100,000ドル振込みしましょ
  う。
  韓国にUSAドル100,000ドルを振込みますので振込手数料が発生します。
  前説と同様に、ここまで為替手数料と振込手数料が発生しました。
  つまり、外貨普通預金口座を所有していない場合と同様の結果になります。

  では、今度は韓国からUSAドル100,000ドルが振り込まれてきました。
  この場合は、どうでしょうか。
  先程と違い、外貨普通預金口座がありますので、日本円に円換算しなくてもUSA
  ドルで外貨普通預金口座に入金(受入)する事が出来ます。
  と言う事は、わざわざ日本円に交換しなくても良く、為替手数料を支払う必要が無
  くなります。
  
  いやいや、この場合は一つ問題が生じます。
  外国通貨を受け入れた銀行は、外貨普通預金口座を所有しているお客様の口座に入
  金をする仲介をしたのにもかかわらず、1円も手数料が取れずに、無料で仕事をし
  た事になります(日本円に交換した場合は為替手数料が取れるのに、外貨普通預金
  口座を所有している事で為替手数料が取れません)。
  そこで、銀行が手数料として徴収するのが、リフティングチャージ料と言う為替手
  数料なんです。
  理不尽な手数料ですね。
  当然、日本円に転換せずに外貨普通預金口座にUSAドルのまま預けておきますの
  で、為替差損益は生じません。
  決算で外貨普通預金口座に残高として残っていれば、決算で為替差損益を計上しま
  す。

学習(受験勉強)上では、ここまで問われませんが、知識として理解しておれば役立つときが来るかもしれません。

ちなみに、証券会社の場合、振込手数料を証券会社が負担してくれる場合があります。

 

(2018年7月17日(火) 19:35)

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