サイタ資格取得講座日商簿記検定講座日商簿記1級試験大阪 めざせ日商簿記1級合格講座 スクールブログ 国税調査・税務...

国税調査・税務調査は楽しい!!。プロとプロの戦いの場!!。

原則、資本金1億円以上の会社は、上場会社でなくても国税局管轄の国税調査を受け、その他の企業は税務署管轄の税務調査を受けることになります。

ところで、財務経理の役職に就くと国税調査か税務調査を受けることがあると思いますが、経験のある方は如何でしたか?。

私は、非常に楽しかったです。
税務のプロと戦いが出来、自分の実力を試すことが出来るからです。
国税管轄の企業に所属した事もありましたし、当然税務調査を受ける企業にも所属をしていた事もあります。

上場会社には所属した事はありませんが、非上場の中小企業には所属していた時に、両者の調査を受けています。

先ず、国税調査調査の場合は、会社の就業開始時間に予告もなく訪れ(本社以外に支社があれば支社にも同時刻に訪れます)、それだけではなく代表取締役の個人宅にも訪れます。
非上場の中小企業でグループ会社がある場合、代表取締役の個人財産と会社の財産が混同していないかも念入りにチェックを受けるからです。

そして、国税調査、税務調査が始まり、根掘り葉掘り質疑応答が始まります。
この質疑応答で相手(国税調査官、税務調査官)と戦うわけですが、自分が指示して行ってきた会計システムが、どれだけ正しかったのかをプロの眼からチェックを受ける訳です。
当然調査官と会計処理に当たって意見が相違する訳ですが、この相違感を明確(理論的)に説明が出来ないと戦いに負けてしまいます。
この勝負に勝てるか否かで自分の実力が分ります。

私は、実務の政界で、それも経理財務部長としての職責(経験)が長かったので実務経験には自信がありました。
が、何故自信があってのかは、長年の教育者(経理学校の先生歴15年間)としての経験も長かったと言う事です。
ですから、理論的な展開には負ける気がしませんでした。

現在の会計は、取得原価主義から時価主義会計に移行して来ていますが、これは損益計算書主義から貸借対照表主義に移行して行こうとの考え方から会計処理が煩雑化されて来ています。

例えば、当期の利益が多額(10億円)になるから納税を抑えようと3億円の消耗品を購入している企業がありました(前任者から引き継いだ時の事です)。
翌期も同じく10億円超の利益が出ていましたが、私は消耗品を購入する事はしませんでした。
運よく、私が取り組んだ決算の翌期にこう税調査が入り、前々期は消耗品を大量に購入しているの、何故前期は消耗品を購入していないのか質問を受けました。
当然、明確に解答しました。

では皆さん、ここで考えて下さい。
何故、多額の消耗品を購入しなかったと思いますか。
皆さんであれば、どうしますか。多額の消耗品を購入して納税対策しますか。
当然、消耗品3億円を購入して、消耗品費として費用に計上すれば3億円の利益が減少して、納税額も減少します。

この時の前任者は損益計算書重視の担当者だったから、この時の翌期に国税調査が入っておれば修正申告の対象になりますよね。
皆さん、おわかりですか!?。
つまり、この3億円の消耗品費は損金不算入の扱いになりますよね!?。

3月決算の会社であれば、2月の損益が確定するのが3月中旬で、3月期決算の利益見通しは、3月末近くに会計上の利益が見えてきます。
この見通しに合わせて3億円の消耗品を購入して、1週間で3億円の消耗品を使い切る事が出来ますか!?。
出来ないはずです。
出来ないと言う事は、未使用分は消耗品(あるいは貯蔵品)として、翌期に繰延処理を行わなくてはなりません。
もし、貸借対照表重視の会計を理解していれば、この様に多額の消耗品を購入する事は無いと思います。
3億円の消耗品を購入する事で3億円のキャッシュが流出する訳ですから、キャッシュ・ポジションも下がります。
もし、3億円の利益が計上されて50%の税金がかかったとしたら1億5千万円のキャッシュの流出を抑える事が出来るはずです。

皆さんが目指される日商簿記1級の資格を取得した時は、損益計算書重視ではなく、貸借対照表重視の財務会計を展開して、財務が強い会社の財務経理化を作り上げて下さいね。

そうすれば、国税調査や税務調査は怖くありません。
楽しくなると思います。
自信が付けば、プロ対プロの勝負を臨んで下さい。

 

(2018年7月15日(日) 23:38)

前の記事

次の記事

新着記事

今年も、2019年3月26日(火)より近畿大学で日商簿記3級講座を担当する事になりました。 2019年6月9日(日)実施の第152回日商簿記3級新試験制度に基づく授業の第1期生です(新年号の1期生でもあります)。 授業を開始するに当たって、新試験制度に対応する日商簿記3級用勘定科目...

第150回日商簿記1級検定試験の最終結果が発表されました!!。 第150回日商簿記1級検定試験結果 受験申込者数 9,852名 受 験 者数 7,588名 受 験 率  77.00% 合 格 者 数    680名 合 格 率   8.96% 前回の第149回日商簿記1級...

第150回日商簿記1級検定試験の合格発表が、1月7日(月)から順次今週中に他方の商工会議所から発表されています。 本日(1月11日(金))1時45分更新データ。 1月7日(月)に発表された商工会議所で、現段階で1番合格者が多かった商工会議所は高崎商工会議所です。 1位 高崎商...

自信のほどは如何ですか。 合格していると良いですね。 第150回日商簿記1級検定試験の難易度アンケートによりますと、 1.とあるスクールでは、   ① 思っていた以上解けた       21%   ② だいたいこんなものだろうと思った 39%   ③ 思っていたほど解けなか...

明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い致します。 2019年は、年号も変わり新しい時代に突入して行きますが、同時に日商簿記3級検定試験制度も新たに生まれ変わる年になります。 第151回(2019年2月24日(日)実施)日商簿記検定試験に合格された方は平成最後の合格...

レッスン無料相談窓口のご案内

サイタでは、日商簿記1級試験レッスンに関する疑問に
専門カウンセラーがお電話にてご案内しております。
お気軽にご利用ください。

お電話相談窓口はコチラ

ブログ記事 ページ先頭へ