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割引率③1年後の1万円(2)

先回の記事「割引率②1年後の1万円(1)」では、
(1)今もらう1万円 の、1年後の価値を考えてみました。

では、(2)1年後にもらう1万円を、今の価値に直すとどうなるのでしょうか?




以下のように考えるのはどうでしょう?


今、ある金額のお金があり、それを1年間銀行に預けた結果、1万円となった。

その「ある金額のお金」が、(2)1年後にもらう1万円が、今の価値 といえます。

その「ある金額」をXと置いてみると、利率は5%として、


X*1.05=10,000 という方程式が作れます。この式をXについて解くと、


X=10,000÷1.05≒9,524円・・・A
(皆さんも是非電卓叩いて確かめてください)


上記Aをみてみますと、
1年後の1万円を、利率で、「割り引いている」と表現できます。

この割引くパーセンテージを「割引率」というのです。
上記の例では、利率が「割引率」ということです。

※図解したものを添付しています。



貸借対照表って、決算日時点の資産や負債の価値を表していますよね。

もし、1年後に1万円もらえる資産や、1年後に1万円支払う負債があったとしたら、
厳密には、それらの貸借対照表での金額は、

決算日時点の割引率で割り引かれた金額で表したほうが適切である!

といえます。


先々回の記事「割引率①いろいろあります」で紹介した、
1級の試験範囲でたくさんある、割引率の考えが必要な論点は、
比較的最近適用された会計基準に関するものばかりです。

それは、上記 貸借対照表での金額をより適切に表す、ということを反映したものです。

しかし、それらの論点の根底にあるのはすべて、この記事で紹介した考えです。

ですから、この記事の内容が理解できれば、何も恐れることはないので、
是非皆さん、日商簿記1級にトライし、
私のレッスンの受講をご検討されてみてはいかがでしょう(宣伝)?


この割引率の話をもう少し続けましょう。

記事「割引率①いろいろあります」に載せた論点について、詳しく見ていく予定です。



ただ、その前に、ちょっと別のお話に寄り道したいと思っています。


割引率③1年後の1万円(2)

(2015年4月20日(月) 19:04)

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