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昔の英語教育にはロマンがあった!

私が英語を学び始めた頃は「英語教育そのものにロマンがあった」ような気がします。

私が英語を学び始めた中学・高校時代はもちろんALTなんて制度はありません。英語に接することができる機会は在日米軍兵士向けのラジオであるFEN(今のAFN)、NHK等のラジオ英語講座、さもなければビートルズやカーペンターズ等の英語の歌くらいでした。テレビも2か国語チャンネルはまだありませんでした。

当時の英語教育界で(私の知る範囲で)知名度のあった先生方は、「英語で考える」を信条にした松本亨博士、「スピーチ日本一」と言われたトミー植松先生、NHKラジオ英会話の東後勝昭先生、「同時通訳の神様」と謳われた國広正雄先生、NHKテレビ上級英会話の松本道弘先生、等々です。東後先生と松本道弘先生の英語はNHKで、植松先生と國広先生の英語はTBSラジオ英語講座「百万人の英語」で触れることができました。

上記の先生方の中で私が特に憧れたのは國広先生と松本道弘先生でした。当時は米ソによる緊迫した冷戦時代で、その状況下何が何でも戦争だけは絶対起こさせてはならないという鬼気迫る思いが國広先生の英語から伝わって来ました。また、松本道弘先生は日本を出ることなくネイティブスピーカーと間違われるほどに英語を上達させた達人で、自らを「英語の武蔵」と称しています。彼らの英語には必ず「内容」がありました。普通日本人の英語学習者が英語を学ぶ場合にはネイティブの英語を模範とすることが多いですが、私の場合はただひたすら國広先生や松本先生の英語をマネしていました。今振り返るとそれが私の現在の英語力の源泉になっています。この二人の英語の達人の存在感は私の中では圧倒的なものでした。今の英語教育界でお二人のような「侍」を見ることは出来ないと思います。

また現在英会話学校は雨後の筍のごとくありますが、私の学生時代は英語学校の数は限られていました。その中で1校だけ真の英語教育がなされている、と感じた学校がありました。それは松本亨先生が設立された「東京松本英語専門学校(旧松本亨英語専門学校)」です。私は大学受験のため松本英語専門学校でほんの2週間ですが学ぶ機会がありました。外国人の先生も2人ほどおりましたがほとんどが英語を流暢に話す「日本人」の先生でした。私はそこに魅かれました。やはり日本人の英語の達人から学ぶ方が圧倒的にinspiringなのです。日本人であるのにどの先生も英語の発音に絶対的な自信を持っており、カセットテープなどには一切頼っていませんでした。優秀な教授陣の中でも特に「ドクター滝沢」の英語は凄まじく、氏の英語にほんの少しでも触れられたことは本当に幸運だったと思います。ドクター滝沢はその当時おそらく日本一の英語の使い手だったと思います。とにかく私にとってとても密度の濃い2週間でした。

今の英語教育界、英語学校に昔日のロマンを求めるのは「見果てぬ夢」なのでしょうか?




 

(2017年1月28日(土) 23:36)

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