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【愛好家向け】幻の高級材、ハカランダ #2 「ハカランダにまつわる誤解とデマ」

ギター講師のHiro Nakamuraです。
ハカランダにまつわる記事、第2弾。ハカランダ (ブラジリアン・ローズウッドも含めて)にまつわる誤解とデマをいくつかご紹介。

誤解 1:ハカランダの木にはキレイな花が咲く
これはデマです。実際にハカランダという名前の花はありますが、キレイな花が咲くのは同名のメキシコの植物です。僕達ギター愛好家が知っているハカランダ (中南米ローズウッドの総称)はそもそも特定の木の名前ではありません。ちなみにブラジリアン・ローズウウッドに咲く花は確か白色だったと思うのですが、とにかく見た目は異なるものです。

誤解 2:絶滅が危惧されていたハカランダ、実は増えている
ハカランダ (及びブラジリアン・ローズウッド)に規制がかかったのが1960年代後半なので、その10年くらい前から絶滅危惧種に指定されていたと仮定しても、まだ60年しか経っていません (2018年現在)。十分木が育つ年月ですが、銘木と言われる木の中には特定の地域の気候の中でしか育たなかったり、成長に必要な条件が揃わないと十分に再生しないなど、色々と制約があるのです。当然60年もの間、木にとって最適な天候が続くワケもありませんし発芽不良などもあるでしょうから、増えていたとしても世界各国に輸出するだけの十分な量ではないでしょう。増えているのは事実だとしても、我々が入手可能になるにはまだまだ時間がかかると推測します (木を安全に早く育てる技術があればすぐにでも入手可能な材料になるでしょうが)。

誤解 3:今は良質なハカランダがない
これを言う人を見てると、"昔は多かった"みたいに聞こえるんですよね。確かに量が少ない今は良材も減っていると見るのは自然な流れです。しかし昔の材料と今の材料を比較することなんてとても無理ですし、昔はハカランダを一緒くたにしていたので昔の方が材料が良かった事の証明はまず困難です。恐らく懐古趣味的な事を言いたがる人と新品批判をしたがる人が流した単なる想像である可能性が非常に高いです。
木は経年変化で内部の水分が乾いてセルロースが結晶し、ギターでは振動の効率が良くなると言われています (弾き込めば)。枯れたビンテージサウンド、というのはまさにその事です。だから材料が何であっても、50年前に作ったギターの音に深みがあったり、柔らかくてキレイな音だったりするのはごく当たり前なんです。新品でも同様に大切に弾いていれば年数と共に音も良くなりますし、今は製作技術もグングン上がっているので半年や1年でも弾き込めば全然変わります。その意味で今は"良材を活かせられる時代"にもなっています。
またブラジリアン・ローズウッドとハカランダをあまり区別していなかった昔とは異なり、今はハカランダとブラジリアン・ローズウッドそれぞれのグレードがハッキリしているので、本当の意味での良材がどんなものか知る機会が増えています。
1つ言えるのは、お金さえ積めば良材は全然手に入るということです。


いかがでしたか?我々は日々なんとなくそう言われていることをうっかり鵜呑みにしてしまう事があります。一度信じたら疑うことさえも忘れてしまいます。ネット社会の中で生活して久しいのですから、一度に色々な意見 (反対意見も)を収集できるネットの良さをフルに活用して、自分で考えるというリテラシーが必要です。某知恵袋の知識はカテゴリマスターと呼ばれる人の書き込みでさえも何割かは誇張、脚色、主観的意見であって客観的事実ではありません。

僕の話も、半分くらいで見て、他にも情報を得てもらいながら読者の方に判断してもらいたいと思います。


Hiro Nakamura
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(2018年12月7日(金) 14:12)

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