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【愛好家向け】幻の高級材、ハカランダ #1 「ハカランダwiki」

ギター講師のHiro Nakamuraです。
今日はギター愛好家向けの内容になります。ギターの技術や音楽がどうこうと言うよりも、アコースティックギター、クラシックギターに使われる材料に関するお話です。楽器に造詣が深い方はギターの作り方や材料までよくご存知の方も多いのです。クラシックギターよりも、特にアコースティックギターが好きな方は材料の話大好きですよね。その中でも幻の材料となってしまったハカランダという木についてのお話を、2回に分けて書いていこうと思います。

幻の高級材、ハカランダ
知らない方のために言いますが、ギターは使う材料によって音色が変わります。中でもアコースティックギターとクラシックギターは材料の種類が非常に多く、当然メーカーや製作家がどんな風に作っているかでもまた変わります。表面は大抵白っぽい (黄色っぽい)スプルースと呼ばれる木を使いますが、横と裏の板の種類は本当に色々あります。中でももっとも多く使われているのはローズウッドとマホガニーのどちらかです。
今日、ご紹介するのはローズウッドの中でも最高級と言われているブラジリアン・ローズウッド (別名:ハカランダ)についてです。この木は特定の条件下でしか育たない銘木で、虫食いやバイ菌に強いなどの理由から建物や高級家具で昔から重宝されてきたそうです。
現在ギターに使われる材料の多くは絶滅危惧種保護の観点からワシントン条約による規制で伐採は禁止、日本では経産省の許可なく輸出入もできないと言われています (許可はなかなか下りない)。なのでもともと高級だったものに希少価値が付き、人件費なども重なってとんでもない金額になっています。故に幻なのです。

そんなに良いなら、ハカランダのギターを買いたい!
ハカランダで作ったギターは100万円以下のものから500万円以上するものまで、プライスレンジが異常に広いです。というのも、このハカランダという名前にはややカラクリがあります。平たく言うと、必ずしもブラジリアン・ローズウッド=ハカランダではないという事です。
ハカランダは、狭義にはブラジリアン・ローズウッドのみを指していますが、広義には"中南米産のローズウッド"の総称でもあるんです。ブラジリアン・ローズウッドは最も希少価値が高く入手困難とされています。最近はハカランダとの区別化をはかって丁寧に"ブラジリアン・ローズウッド"とスペック表に書いてあり、しかも下手な職人には扱えないので大抵は大手メーカーや腕利きの個人製作家の作品で値段も200〜300万円かそれ以上するものもあります。
もちろん中南米産のローズウッドが悪いワケではありませんが、中南米産の方はグレードがまちまちで、100万円以下のギターもありますが高くても200万円くらいが相場だと思います。
なので、スペック表に"ハカランダ"と書いてあるか"ブラジリアン・ローズウッド"と書いてあるかで実は全然種類が異なるという事です。

どんな音がする?
一般的な認識としては1音1音がハッキリと輪郭を持った高解像度のクリアな音です。かたい音と表現されることもあります。箱の底から響く低音と、倍音成分が多く金属的なキラキラした高音が特徴です。これはブラジリアン・ローズウッドや中南米産に限らず、マダガスカル・ローズウッド、カンボジアン・ローズウッド、インディアン・ローズウッド等も含めてローズウッド全般の特徴でもあります。ところが、作り手によって音色は本当に大きく変わるので、あまり材料信者にならない方が良いと思います。


いかがでしたか?余談中の余談ですが、僕のアコースティックギターはマダガスカル・ローズウッドと呼ばれる木を使用したモデルですが、決め手は材料ではなくブレーシング構造 (作り方)による音の瞬発力と音量でした。ギターの音色はブレーシングと塗装で決まるという持論はいずれお話ししますが、ローズウッドの木目はどれもシビれるほど美しいなとため息がでます。はぁ…。

Hiro Nakamura
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(2018年11月29日(木) 0:06)

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