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【経験者向け】弦のお話し #1「アコギ弦と弾きやすさについて」

ギター講師のHiro Nakamuraです。
アコースティックギター用の弦についてのお話。今回は、"弦と弾きやすさ"についていくつかお話します。

弾きやすさは変えられる?
弦だけが弾きやすさの全てを決定しているワケではありませんが、弦を変える事は最もリスクの少ない調節方法です。1点だけ、弾きやすさと音色は反比例するという事をお忘れなく。弾きやすさを求めれば求めるほど、音色は悪くなる傾向があります。逆に弾きにくいけど音は良いというケースもあります。もちろんギターの構造上の理屈がそうなっているだけで、全てのギターが同じように反比例するワケではありません。

弾きやすい弦とは?
弦の太さ (張りの強さ、張力)のレベルをゲージと呼びます。このゲージには4段階あり、多くの弦メーカーでは4段階のバリエーションが存在し、おおよその太さも各メーカーで共有されています (例外もありますが少数です)。好みで張力の弱い弦に変えてみても良いでしょう。その4段階にはそれぞれこんな名前が付いています。

ミディアムゲージ (.013-.056)→最も太いゲージなのに、名前は"ミディアム"。
ライトゲージ (.012-.053)→新品ギターの購入時に張ってあるのは大抵ライトゲージです。
カスタムライトゲージ (.011-.052)→ライトゲージが弾きにくいとおっしゃる生徒さんに最初に勧めるのがコレです。
エクストラライトゲージ (.010-.047)→最も細いゲージです。切れやすいという難点はあるもののこれなら痛みも少ないです。
コンパウンド弦 (.011-.047)→巻線の芯にスチールではなくシルクを使っており、おそらく最も弾きやすい弦だと思います。メーカーにより太さは様々です。

ゲージ名の横に書いてある数字は1弦-6弦それぞれの太さ (インチ)です。またこれらをゲージ名ではなく、数字で呼ぶ人もいます。イチニーゴーサン (ライトゲージ)とか、イチゼロヨンナナ (エクストラライトゲージ)とか…。自分にとってどれが合うか、実際に使ってみて探すのが最も良い方法だと思います。
僕の知る限りでは、お店にあるギターは特別な理由がない限りライトゲージを使っているはずです。アメリカの老舗ブランドMartin (マーチン)社のDシリーズにはミディアムゲージ、大手エレアコメーカーTaylor (テイラー)社では多くのモデルにHDライトゲージ (.013-.053)という独自の太さを採用しているなどの例外はありますが、いずれにしても今の弦が弾きにくければカスタムライト以下の細いゲージ変えてあげると良いでしょう。

絶滅危惧種ミディアムゲージユーザー
完全に余談ですが、なぜ一番太いゲージの名前が"ミディアム"なのかについては、以前はそれを上回る"ヘビーゲージ (.014-.059)"というのが流通していたからです。長渕 剛さんや、そのファンのギター愛好家の方々の間では特に人気があったようです。現在も一部のメーカーでは作っているみたいですが、お店に並ぶことはほとんどなくなりました。僕もアコギには最も太いミディアムゲージを使う事が多いです。

Hiro Nakamura
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(2018年7月11日(水) 17:00)

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