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野外劇について(5)

ラフレシア円形劇場祭広報誌『やれそうですか?』第2号に、さいとうが迷走するラフレシアの記事を書いたのでそれをそのまま引用します。
(若干修正あり)


劇団ARK/斎藤 勝

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「のぼり、各劇団で3本もあればいいかな。」
「横の塀に何か描きますか。」
「描くとなると許可が要るんじゃないですか…。」
「じゃ、どこかの誰かが勝手に描いて行ったということで…」
「ここって、何か事件があったそばですよね、確か…。」
「…。」
当初、実行委員会が思い描いていた場所とのギャップに2002年暮れの委員会やその後の飲み会は静かな雰囲気だった。

・電気は、傍に電柱があるので電気はすぐに引ける。
・水は…ない。大阪科学館から水をもらう。または人海戦術でポリタンクで運ぶ。
・下水も……ない。大阪科学館のトイレを貸してもらう。または、人海戦術でポリタンクで運んで川に流す。若しくは、自宅まで持って帰って流す。

様々な意見が交わされ、検討に検討を重ねたが、最大の難問は土地使用のOKが年末になっても出ないことであった。
野外演劇祭の一環として組み込むことが難しいため、行政側としても動きにくいのである。

再浮上してきたのが、公園を3週間ごとに移動する案である。
公園なら水もあるし、トイレもある。
最初、公園局に行って最大どれくらいの期間借りられるかと聞いたところ、最大3週間という答えであった。
公園という公共性の高いものだけに(たとえ一区画であったとしても)占有するということが不可能なのである。
建て込みと解体に費やす労力を考えた場合、野外演劇に不慣れな劇団ばかりなので簡単にはいかない。
また、公園の使用許可を2ヶ月前から毎日行かねばならない。
おまけに抽選である。
もしはずれたらその日は公演できない事態になる。
最悪は、解体…。

「みんな抽選してるからね…。」と長山氏は言う。

「じゃ、もしはずれたらどうしてるんですか?」
「その時は、当たった人のところに、この場所だけはお願いします。この場所だけでいいんですって何度も頼み込みに行ってるよ。」

チャレンジャーである。
フツーの劇場ではそんなことは考えられないため、慣れぬ我々としてはどうしても躊躇してしまう。
つまり、楽な道をとりたいわけだ。
しかし、そんなことも言っていられないので公園案も検討することになった。
場所が決まらないと予算の立てようがない。
現状はすべて概算である。
演劇祭そのものの延期も考えなくてはいけない。
そうなると9劇団の足並みにも影響し、最悪は空中分解である。
年末には場所が決まっていて欲しかったが、場所が決まらないままその年は暮れていくことになった。

年が明けて事態は一変した。
「あそこ、使えるんじゃないの?」
「え、そうなの?」
早速、長山氏が電話した。
「あ、そういうことならぜひ使って下さい。」という快い返事である。
企画書を持って年明け早々に行くことになった。
文化振興課のY課長も同行してくれた。
場所は、大阪・南港/ふれあい港館(当時)である。
用意した企画書を出し、仮設テントについての説明や安全性の問題を話す。

結果は、全面協力である。

2ヵ月半建てっぱなしOK。
土地代安し。
広くて間取りは十分。
駐車場あり。
水道使用可能。
トイレは公演中は仮設トイレを設けるが、それ以外の日は館内のトイレ使用可。
電気は側近の電柱から引ける(これは現在調査中)。
(結局、仮設電柱を立てて電力を供給することになった)

年末の暗い雰囲気は吹き飛び、各劇団への確認のメールが飛びまくった。

「あの数ヶ月間は一体なんだったの?」と、ふれあい港館を後にしながら長山氏は呟いていた。
その日は寒風吹く大阪南港であったが、3ヶ月後にラフレシアの灯が点ることになる空き地を見ながらの我々の心の中は、ちょっぴり温かであった。

問題は山積みだが、心の中にこう呟く声があった。
「やれそうですね」と。

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<続く>

 

(2015年3月10日(火) 21:54)

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この記事を書いたコーチ

自らの劇団にて若手を指導。映画にも携わった舞台・映像演技のエキスパート

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齋藤勝 (演技)

梅田/大阪・天王寺・京橋・天満・萱島・大和田・西三荘・天満橋・北浜・淀屋橋・心斎橋・...

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