こんにちは♪
よく、お芝居の練習などで
「感情解放」
という言葉を耳にしますが。
「感情解放」って、具体的にどうするの?
と、いう疑問が、よく寄せられます。
中には、‘気が狂ったように叫んだり、セキを切った様に泣く‘という、練習を想像しているか方もいらっしゃいます。(そういう練習を、台本や演出家によってすることも有りますが(笑))
目的としては【自然体になる】というのが、近いかもしれません。
セリフを読む際。どうしても[照れ]や[計算][意識]などが壁となって引っかかってしまい
本来の感情を抑えてしまいます。
その壁を取っ払うのが【感情解放】なんですね。
「よ~し、その壁を取っ払うのに、叫ぶぞー!」
って、お考えの方は、とどまってくださいっ。
ご自宅でのその練習法は、完全に近所迷惑です!!
あくまで[自然体]イメージです。
お一人での練習法なので、[解放]とまでは、実感できないかもしれませんが
[感情の揺さぶり]の練習として、この練習をお試し下さい。
・まずは、普通に、短くて結構なので、極力日常的なセリフを準備して、自分なりに読んで
みてください。2・3行程度の本当に短いので大丈夫です。
これを録音(出来たら)します。
・次に、そのキャラクターや、設定を殆ど無視して、
自分がもしこの「セリフ」その「言葉」を言うとしたら、どう言う時に言うだろう。
どんな、感情の時に言うだろう?と、考えてください。
あくまで、【自分なら】です。
[この感情で言ってみよう]や[このシーンは、こうだから]と、計算しないでください。
繰り返しますが【自分が】どんな感情なら、「このセリフに成ってしまう」かです。
‘感情を作ってセリフを言う‘ のではなく
‘このセリフに、一番近い感情‘ を探す。
と、言う感じでしょうか。きっと、一つの感情じゃない時も出てくることもあります。
その時は、それに、委ねてください。
・イメージしづらい時は、部屋を暗くしてみるなどしてみると良いでしょう。
・それが出来たら、その感情で再び読みます。(悪まで、キャラを作らず、‘自分‘で)
これも、録音します。
始めと、その二つを聞き比べ、違いを探します。
普段との違いや、「作ってる感」に気づければ、【感情が揺さぶられた】証です。
上手くいかなくても、この【気付き】が、大事なんです。
自分の感情に目を向けることが、【感情解放】の、第一歩です。
ぜひ、お試しください。
(2014年11月3日(月) 23:30)