小説::Cyta.jp http://cyta.jp Cyta.jpの小説の講師がブログを通じて、小説情報を発信! 小説 http://cyta.jp/novel/b/91005 <br>何を書くかで変わり、方法は色々あると思いますが、 書いていく上で共通したものはあるかと思います。 書くジャンルと自分との相性 思想や考え方に書き方、文体がマッチしているか 書く文章には読み慣れた、または書き慣れた癖が付きまといます。 文体論などを参考にし、作品のジャンルやらに合わせていくのは癖を治したり文章力の向上にもなります。 小説は色々なジャンルがありますし、出来るなら色々なものを書けるようになりたいと、知れば知るほど思います。ですが、自分に合う、極めるべき、軸となる文章スタイルを見つけるべきです。オールラウンダーでありたいですが、得意分野はあった方がいいです。 基礎的な文章力や構成力など、共通するものは確かにありますが、ジャンル、さらには作品により特化するべきもの、強調すべき所が変わり、全部取り込もうとすると器用貧乏になりがちです。もちろん回り道したことは無駄ではありませんし、良い相乗効果を出せる人もいます。むしろだからこそ上手い文章が書けます。 自分に合っているか、小説に合っているか。 慣れていない頃に他人から辛辣な意見を言われて特にそう思ってしまいますが、 諦めないでください。それを決めるのは自分です。 読み手に共感してもらえるのは、書き手の試行錯誤の末の成果です。 簡単に共感してもらえる方法もあります。 当たり前ですが、共通認識や一般的な悩みを持つ人物を出すことです。ある特定の層や年代に絞った分野にも言えます。単純に言えば若年層にはファンタジー、社会人には仕事の葛藤とか。あくまでただの目安で固執するとすべります。読む上で軸に置きやすい要素のひとつではありますが、それだけでは読み手は感心しません。 「小説家も同じようなことを考えてるんだ」と好意的に持つ人もいれば、「まあそうだけど……」と不完全燃焼の人もいます。 ですが、その表現が上手い人もいます。 何を書くにしろ、力をつけなくてはいけません。 作品を伝える力です。 他人に作品の良さが伝わらないのは、作品のテーマの浅はかさや登場人物の魅力のなさではありません。力が足りなかっただけです。 自分の子供と思ってください。そして自分の分身です。 作品自体の良し悪しではありません。自分の力で如何様にも成長させられます。つまりはそれが自分の成長でもあります。 小説の中で本当に自分が書きたい、伝えたいこと、云わば芯の部分。 外堀を埋めていき、的に近づけていく。 書く時の漠然としたやり方です。明確に決めている人もいます。 これが大前提であり、だからこそ難しいです。風呂敷を広げ過ぎて畳むのがどうのこうのの、風呂敷は外堀に通ずるものがあります。 ジャンルにより優先するものは変わりますが、多数の要素が同時並行して作品世界の拡がりを見せます。簡単に言うと行き着く先は普遍性でしょうか。 面白い作品は面白い。理屈どうのなんてしょうもないです。技法なんてそもそも後付けです。書きたいことを書けばいいです。 作品外で言い訳や説明がいらないと思うくらいのクオリティにしなければなりません。それは書く上での当たり前のことです。 当たり前ですが、人やジャンルによってはすこぶる難しいです。 作業が楽しかろうが苦しかろうが、書いたものが書いた人のすべてです。 僕は胃がひっくり返そうなくらい、しんどい想いをしながら書いています。最中、ほとんど楽しくないです。 それでも書くのは、僕のすべてだからです。 小説 Tue, 18 Jun 2019 00:14:56 +0900 小説書き方講座::誰でも書ける小説講座 タキ アキヒロ プロとアマの差の一つ http://cyta.jp/novel/b/90713 <br>今まで生徒さん方の数々の作品に目を通して、気付いたことがあります。 それは作品中で気分が高揚し、筆が乗ってくると前後の整合性より、その場面の出来を優先してしまうという点。 全体を通してみれば矛盾している箇所でも、気にせず近視眼的に話を前へ進めてしまうのです。 嫌な表現をすれば、作者一人が盛り上がっていて周囲は置いてけぼり…な、独り善がりの状態。 だからこそ、冷静な第三者(編集者)の目が必要になってくるのですが。 編集者に見せる前にプロは自分で、ある程度作品を客観視するものの、アマチュアの方にはそれが難しいようです。 ――ということに今頃、気付きました。(お恥ずかしながら) “負うた子に教えられる”という言葉(生徒さんは、私より年上の方が多いものの)がありますが、レッスンを通して私自身も新たな気付き等、勉強させられる部分があります。 小説 Mon, 03 Jun 2019 09:57:27 +0900 小説書き方講座::小説&作文の書き方講座 三條 星亜 縦書きと横書き http://cyta.jp/novel/b/90407 <br>小説は基本、縦書きが基本となっています。 横書きの文章はたいしたことない、と下に見る人もいます。 文章力だけで言うなら、実際、縦か横かだけで良し悪しは決まりません。 プロの作家でもわざと横書きで書いている小説も少なからずあります。 ネット系の小説も近年増え、文章表現としてはシナリオノベルなども何十年と歴史がありますので、一概に縦書きでなければいけない、というわけではありません。良い作品もたくさんあります。 文章を読んでいても、これは縦書きだけど横書きの文章っぽいなとか、逆もあったりします。感覚的なものであって、だから悪いとはなりません。 小説の縦書きは元々、漢文の影響です。 文章を主とした物、小説や戯曲の脚本など、我々の目につきやすいのは新聞や国語の教科書でしょうか。 横書きはそれ以外の本、例えば国語以外の教科書、参考書ですね。 単純に二つに分けるとこうなります。 比べてみると、文章の違いが見えてきます。 縦書きの参考書もありますし、先程のネット系やシナリオノベルもありますが、ここでは省いてます。 日本語としての文学は漢文から来たのもあって、小説は縦書きが当たり前だ。と考える人が多いです。 上記で述べた通り、当たり前とされてきたものがどんどん変わってきています。 有名作家でもどちらにしようと遜色ない書き方をしている、または出来る人もいます。 どっちが偉いとかではなく、書き手が書きやすい方、書きたい方で構いません。 さらに言えば発表する場所によって意識すれば良いです。 読む場合でも、どちらにすべきかというのはないです。 私は専ら縦書きです。 小説 Sun, 19 May 2019 16:59:33 +0900 小説書き方講座::誰でも書ける小説講座 タキ アキヒロ 知立市図書館から小説講座の依頼 http://cyta.jp/novel/b/89642 <br>下記の日程で、小説講座を持つことになりました。 体験レッスンにご不安があったり、このハゲおやじ(俺な)大丈夫かよという不安のある方は、この講座を利用してみるのも良いかも。 受講料は無料(私のギャラは市から出ます・苦笑) 知立市在住在勤でなくとも応募できます。 以下コピー 【はじめての小説の書き方講座開催予定です!】 日時:2019/6/15、6/22、6/29の午後2時~3時30分位まで(全日土曜日)    ※三回連続講座 場所:知立市図書館 視聴覚室(2階) 申込:2019/5/18~カウンターにて ※翌日より電話受付可 講師:栗林元氏 6/15 第一回「小説の書き方を学ぼう~体験を作品化する~」 6/22 第二回「着想から物語への膨らませ方~エンタメ小説~」 6/29 第三回「書き上げた小説を見直す~初稿を直す~」 小説を書いてみたいと興味を持っている方向けに「文章が書ける」から「小説が書ける!」へのステップアップを、実際に小説を書きながら学ぶ3回連続講座です。はじめての人にもわかりやすく、小説を書くことを楽しめるようお教えします。ぜひお気軽にご参加ください第一回講座終了後、自宅での作品づくりに挑戦してみましょう!※作品の完成・未完成は問いません。 完成した作品は、講座の関連本とともに知立市図書館に掲示させていただく予定です(強制ではありません)ぜひご参加ください! 以上コピー 5/19以降は電話受付可能とのこと。 こういう話もサイタのおかげ、生徒さんたちのおかげだと感謝しています。 専業になり切れない兼業小説家だけど、書き続けてきてよかったなあと感じています。 みんな、本当にありがとう! 小説 Wed, 17 Apr 2019 20:59:01 +0900 小説書き方講座::小説指南 栗林 元 小説の構成 http://cyta.jp/novel/b/89601 <br>いざ書き出したは良いものの、次のシーンが思いつかないといったことがよくあります。またはいっぱいアイデアはあるけど、どれから書けばいいかわからない人。とても羨ましいです。 要素を繋げ、組み立て全体像を見渡せるようになれば、詰まることは少なくなります。構成は小説を書いていく為の基本的な方法です。球技でしっかり球を打つ、蹴るのに適したフォームがありますね。あんな感じです。将棋の指し方とかいろいろ例え方はありますが。 構成には、誰もが知っている起承転結、序破急などがありますね。四段構成、三幕構成といった呼び方もあります。 整理しやすく、物語の流れを作るうえでとても便利ですが、絶対にこうしなくてはいけない、というわけではありません。 起承転結がないから面白くないという言い方をする人もいますが、ただのうたい文句です。あっても面白いとは限りません。 義務教育で、文章は基本、起承転結で成り立っていますなんて言う先生もいますが、馴染みやすいものであることは確かです。 起の中の起、承といった具合に、起承転結の中にも起承転結があるという見方もあります。 このように区分けし、プロットを書くと作りやすいのではないでしょうか。 ストーリーの流れを重視しすぎると、登場人物がただそれに動かされる存在になってしまい、とっても窮屈になります。 もちろん人物を自由にしすぎても破綻します。書き手の中でバランスを取らなければなりません。 ですが、どちらかに偏るのは、悪いことではありません。 要は物語を理解、ないしは引き込ませ、盛り上がりを作り、余韻を残す。これだけです。 言うは易しです。 書き出す前から、良いものを作らなければ、と意気込むのは悪くないですが、まずは自分の思いついた話をどうすればうまく伝えられるだろう、くらいから始めていきましょう。 とはいったものの、私はほとんどの場合、プロットを書きません。ある程度の筋道は立ててますが、起承転結とかも意識しません。 書くジャンルにより必要なときもありますが、あくまであったほうが作りやすいときです。小説仲間やプロの方に読んでもらっても、構成どうので言われたことは一度もありません。 起承転結や序破急等、元来小説の為の構成法ではありません。小説にも使えるよ、便利だよ、ってだけです。 ただ、エンターテインメント系やライトノベルはこれらを重視されていることが多いです。何を書くにしろ、構成の方法は知っておいたほうが良いです。 知ってて意識しないのと、知らなくて出来ないではかなり違います。 重要なのは、読み手が面白いと思うか、読みごたえがあるかです。 小説 Tue, 16 Apr 2019 11:41:28 +0900 小説書き方講座::誰でも書ける小説講座 タキ アキヒロ 毎日書くことを習慣にする http://cyta.jp/novel/b/89439 <br>こんにちは。小説を毎日書いていますか? なかなか書く時間はないもので、書けても1、2時間しか集中できません。 プロ作家デビューする友人は「毎日早朝に1時間半」、直木賞作家の黒川博行さんは家族が寝静まった深夜にペンをとるそうです。 書くことを習慣にすることが大事なのでしょう。日々の積み重ねが作家への近道になると思い、私は飲んだ夜でも「毎日1行」を綴ることを日課にしています。 小説 Wed, 10 Apr 2019 21:16:31 +0900 小説書き方講座::マッチャンの小説講座 松本 充弘 生徒さんの作品が新作セレクションに! http://cyta.jp/novel/b/89434 <br>「小説指南」にご参加いただいている高杉さんの作品が、エブリスタ(2019/4/11)の新作セレクションに取り上げられました。 皆さん奮ってお読みください。 恋愛マネーゲーム 著者:高杉愁士朗 他にもカクヨムなどの投稿サイトで作品を発表されてる生徒さんが大勢います。 創作をされている方は作者に感想などお寄せください。 私の主戦場がAmazonのKindleですので、同じように電子からステージアップを目指す皆さんにエールを送りたい気持ちです。 小説 Wed, 10 Apr 2019 19:57:21 +0900 小説書き方講座::小説指南 栗林 元 文章力の鍛え方 http://cyta.jp/novel/b/89391 <br>どんなに本を読んでいても、初めて小説を書くときは上手くいかないことが多いです。 あんまり読まないけどとにかく書きたい、といった人もいると思います。 私もろくに読んだことがない時期から書きたい意欲はあり、ずいぶん苦労しました。 よくある文章の鍛え方として、綺麗な文章を書き写す、というのがあります。 出来れば手書きをおすすめします。アウトプットに慣れてないとキーボードでいざ書くとき固い文章になりやすいです。 面倒ならば媒体は任せます。嫌々書いても身につきませんので。 結局パソコンで打ち込むので二度手間ですしね。 原稿用紙1、2枚くらいでも構いません。なんとなく文章の流れがわかります。 好きな作家の文章でも大丈夫です。 児童文学等、誰にでもわかる丁寧な文章がありますね。素晴らしい作品も多いですが 直接的にはあまり勉強にはなりません。 何故なら、それらはすでに噛み砕いた後の文章だからです。 小説は自分の伝えたいことを噛み砕き、紡いでいくものです。 しかし、如何にして噛み砕いていくかを加味して読めばとても勉強になります。 それ以前に楽しく読むのが一番です。 そんなことより自分の小説をまず書きたいんや! て人は応援します。 私も読みたいときに読み、書きたいときに書きます。 ただ、文章力が乏しいと読んでもらったとき大概悔しい思いをします。 ちゃんと感想をくれない人もいます。 それでも書きたい人は、もっと応援します。 文章にこだわりすぎて意図しない読まれ方をした、となったら本末転倒です。 伝わるなら悪文でも良いと思います。むしろ美文なら間違いないというわけではありません。 たまに、もっと適切な言い回しはないか悩むくらいです。 いっそ、美辞麗句? 知らんな! くらいの意気込みで。 自分の書きたいものを書ける力があること。これが文章力です。 美文云々は書き方のひとつに過ぎません。 小説 Tue, 09 Apr 2019 08:50:30 +0900 小説書き方講座::誰でも書ける小説講座 タキ アキヒロ 書くのが苦手な人 http://cyta.jp/novel/b/89110 <br>文章が下手、わかりずらい。 そんなことを言われたことがある人も多いと思います。 大切な意見ですが、囚われ過ぎないでください。 プロや文体に気を付けているアマチュアは別ですが、下手かどうかの判断は人によって違います。 文章のスタイルはジャンル、もっと言えば著者によっても変わります。 読む人の好みが基準になりやすいです。でもその人は悪いわけではありません。好みは人それぞれです。 丁寧な文章、例えば美文調といったものもあり、受け入れられやすい文章も確かにあります。 学校で読書感想文がすごく上手な人っていましたよね。 まず文章力を鍛えないと小説を書いてはいけないのか? 私はそうは思いません。 文章は技術です。表現は心です。 文章力だけで表現には繋がりません。 もちろん逆も然りです。 小説を書きながら、技術と表現を磨いていけば良いと思っています。 私は文章の中に込められている作者の想いをまず汲み取ろうとする癖があります。 同じく小説を書く身として、それが正しいのかわかりません。 自分が書くときは伝えたい、読むときは理解したいと思っています。 小説 Sat, 30 Mar 2019 11:09:32 +0900 小説書き方講座::誰でも書ける小説講座 タキ アキヒロ パソコン、スマホそれとも手書き? http://cyta.jp/novel/b/88960 <br>文章を書く時、貴方は何を使いますか? 私はいつ何処でも書けるようにタブレットを使っています。いい表現やアイデアを書き留めておきたいからで、スマホも併用しています。最近、物忘れが激しいのも理由のひとつです。 小説 Sun, 24 Mar 2019 15:55:39 +0900 小説書き方講座::マッチャンの小説講座 松本 充弘 お疲れです http://cyta.jp/novel/b/88907 <br>歴史時代小説同人誌の合評会に参加しました。幅広い世代の小説好きと4時間の交流会で、様々な意見が飛び交いました。ハッとさせられることも多々あります。2、3次会のお酒もまた美味。今後の執筆活動に弾みがついたのかもしれません。 小説 Thu, 21 Mar 2019 23:29:05 +0900 小説書き方講座::マッチャンの小説講座 松本 充弘 初めまして http://cyta.jp/novel/b/88893 <br>こんにちは。昨日、開講しました。まず自伝から書き始めてもいいんです。それを小説にしましょう。村上春樹さんの作品のように主語は貴方。「僕は…」から、さあ! 小説 Thu, 21 Mar 2019 10:46:13 +0900 小説書き方講座::マッチャンの小説講座 松本 充弘 新人講師の開校です。 http://cyta.jp/novel/b/88880 <br>無事開校できました。 小説でも詩でも歌詞でも何でもござれ。 体験レッスンでも時間の限り読ませてください。初めて書いた作品でも構いません。 自信がなくてもこの機会に少しでも胸を張れるようになっていただければ幸いです。 短くても完結しているものが最良ですが、途中から進めなくなった、というものでも構いません。最後まで書ききるのは誰でも苦しいです。微力ながらお役に立てるよう努力致します。 小説 Wed, 20 Mar 2019 16:44:35 +0900 小説書き方講座::誰でも書ける小説講座 タキ アキヒロ 漫画の原作募集も視野に入れる。 http://cyta.jp/novel/b/88852 <br>講談社の週刊モーニングが、《転生賞》を募集しています。 作者の職業体験を元にエンターテイメントとして作り上げた漫画作品と〝原作〟を募集する賞です。 警察官、弁護士、看護師、教師などの経験のある人の、実体験を下敷きにした作品は、漫画に限らず小説でもたくさん見受けられます。 銀行を舞台にした経済小説や、警察組織に着眼した警察小説など、作者の体験が生かされた作品は、小説でもお馴染みになっています。 ですから、モーニングの《転生賞》にかぎらず、自分の職業体験を活かした小説を書くと、リアリティのある作品になるのではないかと思います。 また、そうした世界を知らない読者の興味を引くという効果も期待できます。 と言って、ただ単に業界暴露に終始するようでは高い評価を得ることはできません。 一方で、学生生活を題材にしたコミックや小説もありますが、これも作者の体験から書きやすいという面と、読者が経験しているから共感を得やすいという効果が期待できます。 ただし、こちらもそのまま書けばいいというわけではありません。 以前、ご自分の学生時代がいかに面白かったかを語り、 「これを小説にしたら売れるだろうな……」 とおっしゃていた方がおられましたが、 「これは受けるだろうな……」 という自身に対する評価は、作品を書き上げた直後の高揚した心境と変わりません。 客観性を欠いた作品にも高い評価が与えれることはありません。 そんなことを考えながら、小説の賞とは別に、こうした漫画の原作にも挑戦してもいいかもしれない、と思っております。 小説 Tue, 19 Mar 2019 20:38:06 +0900 小説書き方講座::大坂で小説の書き方講座 有本 隆 省略の技法。 http://cyta.jp/novel/b/88696 <br>創作に《省略》は欠かせません。 映画やドラマでも、 〈時間が変わる〉 〈場所が変わる〉 など、《省略》による場面転換で、観客、視聴者を惹き付けています。 小説でも同様に、《省略》による効果を軽視することはできません。 ただ、何を《省略》するのかしないのか、という判断は、案外難しいかもしれません。 規定の枚数に足りないからと言って、《省略》を《省略》した小説は、読み手に欠伸をさせるだけでしょう。 翌年や五年後、十年後といった長い時間の《省略》は、一つの作品に一度しか使えない、と心得ておくべきかと思います。 あるいは、細かいことを考えていないために、説明や描写を《省略》する、ということにも気をつけなければなりません。 反対に、自分が分かっているから読み手も理解できるだろう、という思い込みによる《省略》も禁物です。 重要なことは、 〈書き手の都合で《省略》しない〉 〈《省略》による効果を考える〉 ということではないかと思います。 特に調子よく筆が進んでいるときほど、注意が必要かと思います。 もちろん、その調子を妨げてしまうことになるのは避けたいところですから、そんなときには、適当な《省略》がなされているか、という点を推敲のポイントとして意識したいところです。 などと言いながら、さて、本文の《省略》は、効果的に使われていたでしょうか…… 小説 Tue, 12 Mar 2019 16:49:49 +0900 小説書き方講座::大坂で小説の書き方講座 有本 隆 表現力を鍛える。 http://cyta.jp/novel/b/88542 <br>たとえば、時代小説のチャンバラシーンで、 〈ガキーン!〉 斬ったところで、 〈ズバッ!〉 なんて表現をすると、それだけで予選突破は難しくなります。 もちろん、小説投稿サイトではそれでも人気を博することができたら、出版してもらえるかもしれませんが、少なくとも選考委員によって審査される新人賞を狙おうとするなら、もっと具体的に、 〈互いに抜いた刃が噛み合った。〉 〈抜き打ちざまに胴を斬り割いた。〉 などと、擬音(声)語を排して読み手にその場の情景がイメージできるような表現を工夫しなければなりません。 時代劇作家の中には、実際に剣道の有段者もおられるようですし、昔の剣豪作家は、どのように立ち合っているのか、自分で木刀を持ってあれこれ工夫していたそうです。 時代小説に限りません。 いわゆるオノマトペ、擬音(声)語や擬態語を使うと書き手は楽ですが、読み手には不親切です。 感情表現でも同様のことが言えます。 たとえば〈泣く〉。 中島敦先生の『山月記』の虎の悲しみは、 「俺の毛皮の濡れたのは夜露のためばかりではない。」 と表現されています。 うまく使えば、 「雨に打たれて歩いていると、雫が頬を濡らしてくれる」 「彼女の瞳に映っていた私の顔が、不意に揺らめいた」 などと、その場の状況も表現することもできます。 《表現力を鍛える》 ということは、 〈これまで何となく使っていた言葉を他に言い換えられないか〉 と考えてみることかと思います。 という理屈は、私もわかっております……… 小説 Tue, 05 Mar 2019 19:46:14 +0900 小説書き方講座::大坂で小説の書き方講座 有本 隆 初心者が勘違いしやすい点 http://cyta.jp/novel/b/88466 <br>漫画家はストーリーを表現する手段が絵であって、小説家はそれが文章です。 つまり単なる手法なのですが…それを勘違いされている方が多いように感じます。 例えば“プロの文章は素人とは違うはずだ”、“自分の文章をプロのように変えたい”等。 確かに文章の表現が素晴らしい作家さんはおりますが、それはその人独自のセールスポイント(個性)であって、一般的な小説家に求められているのは素晴らしい文章ではなく、素晴らしいストーリーです。 これほど作家の数が多い現状でも新人賞がなくならないのは、編集者さんが新しいストーリーを求めているからであって、上手い文章が欲しいのならば既存の作家に声を掛ければ良いだけだと思うのです。 なので、ぶっちゃけ… プロでも素人でも文章自体は、ほぼ変わりがないのですよね。 語彙力や表現力は重要なものの、ストーリーの方が最重要の為。 その他、プロにはプロのテクニックや着眼点等がありますが。 プロデビューする為の向上に必要なのは、ジャンル選び等の細かな認識や知識のある第三者による的確な指摘、聞いた人が驚くような面白いストーリーです。 決して、上手い文章ではありません。 (上手いに越したことはないですが…) 小説 Sun, 03 Mar 2019 11:42:57 +0900 小説書き方講座::小説&作文の書き方講座 三條 星亜 時代小説と現代小説を結びつける視点。 http://cyta.jp/novel/b/88340 <br>時代小説、歴史小説を書くというのは、歴史に詳しいだけではなく、いろいろ細かい時代考証に関する知識も必要だから難しいのではないか…… そんなイメージで敬遠される方もいらっしゃるかもしれません。 私も、拙い小説を書き始めたころにはそういう思いがあって、自分には時代小説なんか書けない、と思っていました。 でも、テレビで時代劇を見て育ち、司馬遼太郎先生や池波正太郎先生の作品を読んでおりますうちに、ちょいと書きたくなってしまって、今では現代を舞台にしたものよりも時代小説の方が書きやすいように思っています。 なぜかというと、歴史上実在した人物がいて、歴史的事実がわかっているからです。 明らかな歴史的事実の隙間を埋めるように考えていけばいいからです。 現代社会の問題点や異世界の設定、あるいは誰にも馴染みのない登場人物を一から創りだす手間が省けるからです。 人物設定やストーリーの展開に苦労している、という方には、案外これがよいモチーフになるのではないかと思います。 といって、これまでに言われてきた説や誰かが生み出した人物設定をそのまま使ったのでは、オリジナリティに欠けてしまうことになります。 時代小説、歴史小説を志すなら、これまでの説やイメージを引っくり返すような視点や歴史上の謎とされていることを解明するような発想が必要ですが、それもそのまま、現代小説でも応用できることかと思います。 プロの小説家が時代小説でも現代小説でも書けるのは、そうしたことを心得ているからだと思いますが、いかがでしょうか…… 小説 Tue, 26 Feb 2019 19:24:17 +0900 小説書き方講座::大坂で小説の書き方講座 有本 隆 応募規定を守りましょう! http://cyta.jp/novel/b/88154 <br>作家になろうとすれば、昔は、文芸誌が主催する新人賞に応募するしかありませんでした。 ところが、近年は、大手の文芸誌の他に、ライトノベル系、小説投稿サイト、地方自治体など、小説の公募媒体が増えましたが、応募方法については、原稿を郵送する形式が、まだ主流のようです。 そこで、今回は郵送、宅配便などを使って原稿を投稿する際の注意点を述べたいと思います。 まず、原稿を書き終えたら、最後の一行の次の行末に、〝了〟の字をつけてください。 別にこだわらないところもあるかと思いますが、こうすると、素人ではないな、という印象を与えるのではないかと思います。 原稿は、四百字詰め原稿用紙何枚以内、あるいは一ページ何行、一行何字で何字以内という規定が明記されていますが、いずれの場合であっても、原稿用紙の使い方は守ってください。 たとえば、書き出し、段落のはじめは一字下げて書く。 句読点(。 、)、かぎかっこ(「」)、記号も一マスに入れて書く。 ……は、…を二つ並べます。 行頭に句読点やかぎかっこ、記号は書かず、それらは前行末の欄外に書くか、前行末の一マスに入れてしまう。 一文ごとに改行しているとか、ちょっと気取ったブログのように行頭を揃えていないといった書き方をする方はいらっしゃらないとは思いますが、自分ではかっこいいと思っていても、まず、そうした原稿は、見た目で読み手の印象を悪くすると心得てください。 次に、応募要項に示されていないものを同封してはいけません。 たとえば、小説の舞台となる写真、イラストは不要です。 それらを入れるということは、文章で勝負する自信がないと解釈されるか、でなければ、読み手のイメージを逆に阻害するものとしか取られません。 小説は、あくまでも文章勝負で、イラストや写真は受賞してから、採用されてから、出版社がつけるものと肝に銘じましょう。 また、外国の小説によくある、誰それに感謝するとか、献じるとか、そんな謝辞も不要です。 ついでに言うなら、どこそこのカルチャースクールの某先生から高い評価を受けました、てな自己推薦文も要りません。 もちろん、規定字数に足りない、超過している、といったことは、それだけで読んでもらえないと思ってください。 あらすじも、どんなどんでん返しがあったとしても最後まで書いてある方が親切です。 以上が守られてはじめて、1次予選を通過する資格が与えられるようです。(もちろん、これらに加えて、文章力や構成力も問われますが……) 時間と熱意を込めた自分の作品ほど、応募の際にはより客観的に見なければなりません。 〈どんなに素晴らしいと自分で思っても、それは独りよがりでしかない〉 と謙虚に思っておいた方がいいかと思います。 その他、表紙をどうするのかとか、氏名、筆名、略歴、連絡先など、明記すべきことを確かめるとか、原稿に番号をふるとか、原稿を紐でとじるのかクリップで留めるのかとか、送付原稿は一部でいいのか二部三部必要なのかとか、とにかく応募規定は守りましょう。 この辺、案外盲点かもしれないと思いまして、今回、書いてみましたが、そんなもん、当たり前だのクラッカー(古い!)だ、という方には、釈迦に説法で申し訳ありません…… 小説 Tue, 19 Feb 2019 19:48:13 +0900 小説書き方講座::大坂で小説の書き方講座 有本 隆 浅田次郎先生と城山三郎先生から語彙力の一面を学ぶ。 http://cyta.jp/novel/b/87974 <br>浅田次郎先生の短編集『あやし うらめし あな かなし』(集英社文庫)の中の一編『遠別離』に、 〈簡単に言えば、将校は尊い人だが、下士官は偉い人だった。〉(P239)という一文があります。 類似するイメージを持つ《尊い》と《偉い》を使い分けて、読み手に人物を印象づけています。 城山三郎先生の著作『粗にして野だが卑ではない 石田禮助の生涯』(文春文庫)というタイトルも、類似するイメージのある《粗》《野》《卑》を使って、読者にインパクトを与えています。 京都銀行がコマーシャルで使っていた、 『汚れても汚くはないユニフォーム』 という川柳も、《汚れる》と《汚い》の違いに着眼した秀作だと思います。 類似する言葉の違いに着目すると、人物を際立たせたり状況を印象づけたりすることができます。 たとえば、 『あの人はきれいな人で、この人は美しい人だ。』 『きれいな手際だったかもしれないけれど、決して美しいやり方だったとは言えない。』 『君に失望はしたが、まだ絶望したわけではない。』 『前回は多くの人を失望させ、今回はついに絶望させてしまったようだ。』 『彼女は、いつまでも悲しみに打ちひしがれている人ではない。ただ、哀しい人かもしれない。』 『悲しいできごとにちがいないけれど、哀しいことではないと思う』 などと、いくつも例を上げることはできそうですが、頻繁に使う言葉でも、 《見る》《観る》《看る》《診る》 や、 《聞く》《聴く》 など、意識して使い分けるだけで、読み手に与える印象が違ってくるのではないかと思います。 〈どれだけ言葉を知っているか〉 ということは、語彙力の一面を表してはいますが、 〈類似する言葉の違いを考える〉 ことによって、語彙力はもっと増強されるのではないかと思います。 自分でどこまでできているかは、やっぱり棚に上げておりますが…… 小説 Tue, 12 Feb 2019 19:01:51 +0900 小説書き方講座::大坂で小説の書き方講座 有本 隆