行政書士::Cyta.jp http://cyta.jp Cyta.jpの行政書士の講師がブログを通じて、行政書士情報を発信! 勉強は毎日するべきか http://cyta.jp/gyousei/b/77670 <br>今晩は。後藤です。  今回は、「勉強は毎日するべきか」ということについて、私の経験から思うことを書いていきたいと思います。  何らかの目標のために、勉強しなければならない状況にある場合、ある程度の勉強計画を立てると思います。  「勉強できる時間がどの程度あるか」によって全く違ってきますが、ここでは、【1日1時間以上は勉強できる環境にある】ことを前提として「毎日勉強するべきか」を考えていきます。  たとえ1時間でも、毎日勉強できるのであれば、それは理想的なことです。特に、難しい試験などの勉強するのであれば、毎日の勉強は欠かせないともいえると思います。  ただ、【その1時間は集中して勉強できているか】を考えなければならない場合があります。  例えば、別の日に5時間くらい勉強できる余裕があり、勉強しない日があっても補完できるのに、「毎日勉強する」という計画を立てたがために、忙しい日でも、毎日必ず1時間は机に向かう状況を作っているという場合、【これ】を考える必要が出てきます。  「忙しい日の1時間」でも、きちんと集中して勉強できているのであれば、何の問題もありませんが、人はロボットではありませんから、徐々に疲れがたまっていくのではないかと思います。  その結果、その1時間が「あまり頭が働かないまま過ぎる」という状況になり得るのではないかと思います。  そうなると、本来は毎日「勉強する」という目的のために、忙しい日でも1時間は机に向かっているはずが、毎日勉強する計画を達成したいがために、「机に向かう」ということが目的になり代わっていき、成果の得られない1時間を無理して過ごすことになりかねません。  自分では気づきにくいことかもしれませんが、自分が集中して勉強しているかどうかを判断する基準としては、勉強中に「今何分勉強したか」ということを考えているかどうかで分かる場合があります。  集中して勉強している人は、いちいち「今何分勉強したか」なんて考えていません。勉強を切り上げなければいけない時間にアラームをセットしてればいいだけだからです。  なので、「今何分勉強したか」を考えているうちは、集中して勉強できていないんだと思って下さい。  集中できていないことにきちんと気付けて、毎日勉強するという計画を修正できれば大きな問題にはなりませんが、ムキになって続けたりすると、肉体的にも精神的にも悪影響が出かねません。  このようになってくると、「毎日勉強すること」が「集中して勉強するための妨げ」になってしまいます。    結論としては、適当な勉強にならずに毎日勉強できるのであれば、勉強は毎日するべきだと思います。  なので、それができそうにないと思うのであれば、無理に「毎日勉強する」という計画は立てない方がいいです。  正直なところ、疲れているときは思いっきり休むことをオススメします。焦りや不安は多少出てくると思いますが、ベストな状態で勉強するためならば、仕方がないことだと思います。  ただし、「休むこと」と「勉強すること」(当然「他のやるべきこと」についても)とを【切り替える】ということをしっかり意識して下さい。非常に重要なことです。  また、何となく勉強する気にならないという場合、「疲れているから」なのか「怠けているから」なのか等、【理由が何か】をはっきりさせないと、休むべきときに休めなくなりますので注意が必要です。  少し話が飛びますが、試験の合格方法を教える類の書籍で「〇か月で合格できる」みたいな本が世の中にはあるみたいです。  そういうのは大体、毎日決まった時間に、完璧に集中して勉強できるということを大前提として話が進められています。  勉強の他に何も予定がないことが当然かのように、平気で分刻みのスケジュールを完全にこなすことを求めてきます。  そのようなきつい勉強をこなしてようやく、合格が「不可能ではないレベル」に到達するといった感じだと私は思っています。  ですので、私は全くお勧めしません。  最後に、私が行政書士試験の勉強をしていた約1年間はどうだったかというと、初めの頃は少しでも時間があれば毎日勉強をしていました。  ですが、やはりどうしても「きつい日」というのが出てきて、その日に勉強してもあまり勉強した気にならなかったので、きつくなりそうな日は全く何も勉強しないようにしていました。  以上、「勉強は毎日するべきか」について私見を書いてきましたが、自分の場合はどうなんだろうと少しでも考えていただければ幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 後藤 悠 行政書士 Sun, 14 Jan 2018 21:01:59 +0900 行政書士講座::納得いくまで行政書士講座 後藤 悠 身近なところから触れてみる民法④~「はれのひ」事件、着物は誰のものになる?~ http://cyta.jp/gyousei/b/77654 <br>  先日の成人式を経て一躍(悪い意味で)有名となってしまった「はれのひ」。買ったはずの着物が届かないまま、更にオークションに出品されているとまで報道されていましたね。現時点ではオークションに出品されている着物は「はれのひ」関係者ではないということらしいので、疑わしきは被告人の利益ということで直ちに「はれのひ」を叩いてはいけないと思いますが。   でも、こういう事件をきっかけに民法に触れてみるのは良い勉強のきっかけになると思います。他の特別法については考慮しないことを前提に、仮に一度売ったはずのものを更に別の人にも売ってしまった場合、どんな風に結末が落ち着くのか。ちょっと考えてみましょう。初学者の方も既に法律の勉強をしてらっしゃる方も、腕試しのつもりで一緒に考えてみて下さい。疑問があったら是非僕の講座においで下さいましネ! ◆身近なところから触れてみる民法④~「はれのひ」事件、着物は誰のものになる?~ 1.問題設定   着物を売った人がAさん、着物を最初に買った人をBさん、着物を2番目に買った人をCさんとします。 ①まず、AさんがBさんに着物を売りました。AさんはBさんからお金を振り込んで貰いました。このとき、AさんはBさんが着付けをする場所に着物を直接届けるため、しばらく着物を預かっておく約束をしました。 ②次に、Aさんは売ったはずの着物をAさんに届けることなくCさんにも売りました。そして、Cさんからも着物の代金を振り込んで貰いました。 ③その後、Aさんは2番目に買ったCさんの元に着物を引渡ました。 問題:最初に着物を買ったBさんは、2番目に買ったCさんに「その着物は私が先に買ったので私のものです。返して下さい」といって返して貰うことが出来るでしょうか? 2.鍵になる条文は192条「即時取得」 (1)状況の整理   なるべく簡単に鍵となる条文までの道筋を説明すると、AさんとBさんの間で着物の売買が行われた時点で、何かしらの特別な条項でもつけていない限りは意思主義(民法176条)によって所有権はAさんからBさんに移ります。そして、「もうBさんのものなんだけどちょっと預かっておきますね」と言った時点で、法律上は着物がBさんに引渡されたことになります(占有改定などという難しい言い方をする)。実際にBさんの元に現物である着物が届かなくても、です。これによって、本当の持ち主はBさんになります。つまり、Aさんが着物をもっているという外観は変わらないのですが、売買契約を通じて「自分の着物をもっている」状態から「Bさんの着物を預かっている」状態に変化したのです。   次に、Cさんはそんな感じにBさんの物となったはずの着物を、まだ手元に持っているAさんから買っています。Aさんは着物について既に所有権という権利を持っていない人であるにも関わらず、「着物屋さんが持ってる着物なんだからAさんの物なんだろう」と思って買った訳です。 (2)192条「即時取得」   こんな時に問題を解決する条文が民法192条。即時取得と呼ばれる条文です。 「取引行為によって、平穏に、かつ公然と動産の占有を始めた者は、善意であり、かつ、過失がないときは、即時にその動産について行使する権利を取得する。」 という条文です。これ、何て言ってるか分かりますか?僕は最初にこの条文を読んだ時、読んでる途中にもう条文の前半を忘れてしまいました。という訳で、問題の状況に当てはめて翻訳してみますね。 「取引行為(売買)によって、平穏に、かつ公然と動産(着物)の占有を始めた者(Cさん)は、(Aさんが着物についての権利を既に持っていないということについて)善意(知らない)であり、かつ、過失がない(知らないことについて不注意がない)ときは、即時にその動産(着物)について行使する権利を取得する。」  先述の通り、既にAさんは着物について所有権を失っています。でも、Cさんはそのことを知りません(これを「善意」と言います)。そして、着物屋さんが着物を売ってるのを見て「これはAさんの着物だろう」と考えることが不注意か?というとそんなことはないのではないかと思います。メルカリの写真程度で他人の物であることを見破れるとも思えませんしね。なので、Aさんが着物について権利を持っていないと思うことについて不注意があるとはいえないと思います。そうなると、Cさんは192条の要件を全て満たし、着物についての権利を得ることが出来る、というのですね。  ということは、結論としてAさんはCさんに対して着物を返せと言えなくなってしまう、ということになりますね。 ※ちょっと上級者の方向けの記載   ちなみに、問題をややこしくしない&即時取得の条文を紹介したいために占有改定で引き渡したことにしておきましたが、仮に売買契約後にまだ引渡されていない状態でCさんに更に売ったのであれば、いわゆる二重譲渡になります。そうなると、178条によって引渡の先後によって決するという例の話が出てきます。引渡がいつなのかによって178条なのか192条なのか、場面が全く異なることに要注意。まぁどちらにせよ引渡が先のCが勝ちますが。不動産だったら177条一本だからややこしくないのにね…動産を売っているはれのひの罪は深い。 3.まとめ   この結論を皆さんはどう考えますか?Bさんが可哀想?Cさんが得し過ぎ?   ちなみに、着物は返ってきませんが、当然BさんはAさんに対して「売買契約の約束守ってないじゃん!着物返って来なくなったじゃんかどうしてくれる!?」と、損害賠償請求(民法709条)とかをすることは出来ると思います。まぁ倒産寸前の会社に金があるのか疑問ですし、お金では買えない思い出は返って来ないので気休めかも知れませんが。   こんな感じで自分で条文を使えたら面白いだろうなー、とちょっとでも思ったのであれば、僕と一緒にお勉強しましょう。 行政書士 Sat, 13 Jan 2018 21:18:48 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 行政書士試験と勉強法の基本~インプット(暗記)とアウトプット(練習)、どっちも絶対必要~ http://cyta.jp/gyousei/b/77616 <br>  小・中学校の頃の勉強している気になっている人のアピールって、とにかく丸暗記だったと思うんです。自分で言っていて若干耳が痛くてたまりません。あれが通用していたのは、丸暗記したままの答えを書くことが求められていたからです。   ところが、大人になってくるとそうでもないことに気付く、というか気付かないと点数が伸びなくなってくるんですよね。行政書士試験もそうです。 ◆行政書士試験と勉強法の基本~インプットとアウトプット、どっちも絶対必要~ 1.丸暗記が絶対ダメな訳ではないのが大前提   丸暗記による勉強を「応用力が育たない」だの「そんなのが勉強なら機械にでも記憶させた方がよほど優れている」だの言う方がいますが、そもそも答えが決まっているものについて勉強する時に覚える以上のことって何も出来ないと思います。逆にそれ以外のことを挟むのは無駄です。法律の勉強をした人は「丸暗記による勉強は良くない」と言うことがとても多いですし、それは確かにある意味正解なのですが、言う場面を考えないと聞く相手が誤解する表現なのも間違いないのですね。   法律の勉強をした人達は「丸暗記では対応できない部分についてまで丸暗記しても意味がないぞ」と言っているのであって、「丸暗記による勉強が間違った勉強だ」と言っている訳ではないのです。どっちも使えば良いのです。極端に勉強法に革命を起こす必要があるのではなく、足りない部分は新しい勉強法で臨めと言っているだけです。いわゆる「考える・理解する勉強法」とでも言いましょうか。それは一体何なんだ、ということですね。 2.何故そんな勉強が必要なのか   これは簡単な話です。丸暗記が通用するのは、丸暗記したままの答えが要求されているからそれが一番効率が良いのです。「リンゴを英単語で書け」と言われているのに「apple」と覚える以上に効率的な勉強はありません。アルファベットの成り立ちなんか考えていてリンゴがappleだなどと辿り着ける日本人はまずいないと思います。だからこういう時は暗記で良いのです。   しかし、法律の事例問題の場合、同じ状況や事例は二度とないというのがポイントです。似た例っていうのは結構あるんですが、全く同じという例はそうそうありません。ということは、覚えていたものをそのまま答えても正解にならないということです。似ている事例というのは、同じ部分と違う部分がある訳ですが、違う部分が結論に影響を与えるのかどうか?ということを考えないといけません。与えるなら似ている事例でも答えは真逆になるし、与えないなら答えは同じままです。この時点で、ヤマ勘では当たる確率は2分の1です。正答率が7割近くいかないと合格出来ない行政書士試験で、2分の1の確率で勝ち続けるのはちょっと分が悪い。だからこそ、勘に頼らず自分の分析能力で判断出来るようにならなければならないのですね。 3.そうするとどんな練習をすると良いのか   武器(知識)自体は1つしかありません。しかしそれを使う状況が毎回変わる訳です。だから、「今度はこの知識はどう使うんだろう」「こうかな」「あ、そういう風にも使うんだ」と、知識の使い方を勉強するのが大事になります。具体的には、暗記したつもりになっている知識を問題集でひたすら解き進めます。同じ知識を問うてるのにこんなに違う文章になるのか?と驚くようなケースも沢山出てきます。「なんだよ、それが答えならもっと素直に聞いてこいよ」などと腹が立つような問われ方、波長の合わない問われ方も沢山出てきます。それらを全て跳ね除けられるようになるべく、沢山使い方を学ぶのですな。   いかがでしょうか。結局、「試験に向いた勉強をしろ」というのが大事なのであって、「丸暗記がダメだ」なんてことはないのだ、ということです。ダメなところも確かにありますが、極端に変更したって逆効果だぞ、というお話でした。 行政書士 Thu, 11 Jan 2018 23:13:03 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 行政書士試験と入試ミス~阪大でもミス?~ http://cyta.jp/gyousei/b/77600 <br>  先日、阪大で本来合格だったのに不合格になっていた人達に合格通知がされたんだそうですね。(以下のアドレスはニュース記事) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00000004-mai-soci   予備校講師に指摘されても聞く耳持たなかったということらしいので、プライド的な問題で間違いを認めるのが嫌で嫌で仕方無かったんでしょうね。こういう大人にはなりたくないなぁと思って生きてきたつもりですが、色々なものがかかるとそうなってしまうんですかねぇ…。   ちなみに、「不合格だったけど合格になった人」ばかり取り沙汰されて「今更言われても」とかの反応があるなんて記事が結構ありますけど、僕としてはそっちはそんなに気になっていないです。今まで不利益を受けていたのは間違いないですが、これから学校曰く誠心誠意の対応をするらしいので、何かしらの利益を受けることは出来ると思うんです。まぁ利益といっても、本来受けられるものが受けられていなかったんだから、受けて当然の利益なのでありがたがる必要もないと思いますが。   それよりも、これによって合格者の人数が増えてしまい、本来不合格だったのに合格になってしまっていた、今現在通っている学生の方々はどうなってしまうのか?というのが気になっています。確かに本来は不合格だったはずの学生さんですから、「やっぱ君不合格だから学校出てってくれる?」と言われても数字上は仕方無いのかも知れないですけど。   これ、絶対賛否両論になると思うんですよ。もしこのまま合格扱いのままにした場合「本来不合格だったのに俺はそのまま不合格でこいつらだけ贔屓されてせこい」って場合と、不合格扱いに変更されて学校を追い出されても「今まで合格者のように扱ってきた癖に自分達の不手際のせいで彼らが不利益を受けるのはおかしい」って場合が出ると思います。   まぁ一番悪いのは自分達の不手際のせいでこれだけの人間を巻き込んでモヤモヤした雰囲気にさせた学校なんですけどね、これは揺るぎありません。ちなみに他の記事では、不合格に変更することはしない方針だとかっていうのがあった気がしますね。   長年かけて生きてきた人間が得たものが「人に叩かれたくないし間違いを認めたくないから若い奴らが我々の代わりに不幸になれっていうプライド」ってことですからね。こういう例を見て自分にそういうことはないか、と学んでいかないといけませんね。何でもすぐ低姿勢で謝れば良いという訳ではないですが、意地の張りどころを間違ってはいけませんね。   という訳で、「意地でも1人で勉強する」とか思わずに、「人に聞いてでも絶対に合格する」というところに意地を張って頂いて、是非僕の講座へおいで頂ければと思います。うーんちょっと強引だったかな。 行政書士 Wed, 10 Jan 2018 20:02:43 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 勉強場所について http://cyta.jp/gyousei/b/77587 <br>今晩は。後藤です。  今回は、「勉強場所」について、自分の経験から思うことを書いていきたいと思います。  私が経験のある「勉強場所」は、「家」、「図書館」、「安いカフェ」ですので、それらの場所について書いていきます。  まず、「家」で勉強するという場合。  一番身近な「勉強場所」であり、多くの人が経験のある場所だと思います。  ただ、「どういう家」に住んでいるか、「住んでいる人数」、「周りの状況」など多種多様な条件によって、勉強するのに最適な場所にも最悪な場所にもなるので、大体の人に共通する特徴や長短が示しづらい場所です。  【問題なく勉強ができる】という前提のもと、「家」で勉強するのはどうなのかを書いていきます。  いつでも、好きなだけ、好きなように勉強ができるので、私は最高の「勉強場所」だと思います。  ただし、それは「自分をうまく管理できる人」であることが必須の条件となっています。  好きなだけ、好きなように勉強できるということは、逆をいえば、全く何も勉強しないこともできるということです。  「いつでもできるから」ということが大きな気のゆるみとなって、勉強する気を削っていきます。  私もこの気のゆるみにさらされて、このままではいかんと外に出かけて勉強していた時期があります。  また、「普段生活しているとき」と「勉強するとき」では、机の上の状況も違ってくると思いますので、その切り替えも面倒くさいということもあると思います。  一日の生活サイクルの中に「勉強」をきちんと織り交ぜることができて、他の事とぶつかり合わないように管理して、勉強とそれ以外の事とをきちんと切り替えられるくらいの状態でないと、「家」での勉強はうまくいかないと思います。  ただ、それらをクリアすれば、これ以上ない「勉強場所」だと思いますので一番のオススメです。  次に、「図書館」で勉強するという場合。  静かな環境で、周りの人も勉強している人ばかりなので良いイメージを持っている方も多いと思います。  「区立図書館」であれば、大体の場所が無料で利用できますし、分からないことをその場で調べることもできます。「大学図書館」なら、卒業生であるなどの関係がないと簡単には利用できませんが、「区立図書館」とは比較にならないほど資料の数が多いです。  ただ、定期的に「図書館」で勉強した経験のある人なら分かると思いますが、「静かな空間」であるがゆえに、わずかな音でも気になる場合があります。  勉強するスペースで新聞を読みだす人、ペンで遊びだして落としまくる人、携帯音楽プレーヤーで音漏れする音量で聴いている人、筆圧が異常に大きくてカタカタ音をたてる人(良識ある人は何かを下に引いて音がたたないようにします)など色々な人が利用するため、常に利用者全員が何の音もたてずに、安定して静かに勉強できるわけではありません。  また、「区立図書館」の場合、夏休みや冬休み期間になると、赤ちゃん連れの方や小学生などがよく利用するようになるため、言い方は良くないですけど、予期せぬ騒音に悩まされることにもなります。  私が「図書館」で経験したひどい状況としては、ホームレスの人がいて臭いがひどいという状況、通常の会話と変わらない音量で会話している人がいてうるさいという状況、ひたすら貧乏ゆすりをしている人がいて机が揺れるという状況などがありました。  当然、職員の方に言ったり、直接注意することで改善することもあるのですが、面倒くさいですし、実際に注意してみると分かるのですが、「何で当たり前のこともできないんだろう」とか、「何で自分が注意しなければいけないんだろう」とか、色々なことを考えてしまい、集中しにくい状態になります。    実は「大学図書館」でも、赤ちゃん連れと小学生とホームレスを除いて、先ほど挙げたような人たちが少なからず利用します。  正直、かなり残念ですが、どこにでもこういう人たちは存在するんです。  もちろん、静かに勉強できるときもありますが、【集中できるかどうかが不安定】であることは、長期間勉強する場所としてはあまり適していないと思います(人によっては「図書館」が良いという人もいるとは思います)。    さらに、当然ですが、開館時間・閉館時間(日曜や祝日はかなり早く閉まります)があるためそれに合わせなければならず、休館日や休館期間があるので、勉強したくてもできないという日がでてきます。  結論としては、「図書館」での勉強は、「そこしかない」という状況であれば仕方がないですが、あまりオススメはできない「勉強場所」です。  そして、「安いカフェ」で勉強するという場合。  200円ほどで飲み物(大体、一番安いコーヒー)を頼み、隅っこの1人用か2人用の席で黙々と勉強するというのが、私の利用方法でした。  「安いカフェ」では、常に音楽が流れており、何となく他のお客さんの会話が聞こえるという状態が安定して続く場所で、慣れてしまえば集中して勉強できる場所だと思います(慣れるまでは周りに漏れない程度で音楽を聴いたり、耳栓をすれば大丈夫です)。  ただ、毎回、飲み物代という利用料を払うことと、お店のことを考えて、勉強時間は3時間くらいにしておく必要があるということが少しネックになります。  特に3時間という決まりはありませんが、お店によっては、あまりに長く居座ると注意される(満席の場合は特に)こともあり、そうなると後日に入りづらくなると思いますので、気を付けた方がいいです(私は、1回だけ、相席でいいですかと言われたことがあるくらいです)。    あとは、元々勉強するための場所ではないので、机があまり大きくないところも少し難点かもしれません。  結論としては、短時間で集中して勉強するタイプの人にとってはかなり良い「勉強場所」だと思います。  ここまで、私が経験のある「勉強場所」について書いてきましたが、これから何かしらの勉強を始めるという方は、まずはどこか外(上記の例だと「図書館」とか「安いカフェ」)に出かけていって、【勉強せざるを得ない状況】を作る必要があると思います。  そこから先は、その人次第ですので、自分を甘やかしちゃう人であればそのまま外で勉強し続ければいいと思います(自分でどこか他の施設を探し出すのもいいと思います)し、外の施設ではしっくりこないという人で、きちんと自分を管理できる人は「家」での勉強に切り替えてもいいと思います。  以上、私の経験のみを書いたので、少し情報が狭くなってしまった感じもしますが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 後藤 悠 行政書士 Tue, 09 Jan 2018 21:32:21 +0900 行政書士講座::納得いくまで行政書士講座 後藤 悠 行政書士試験と理解力判定法~どうなったら理解出来ているのか?~ http://cyta.jp/gyousei/b/77577 <br>  どれだけ講師の方がついて勉強するといっても、年中べったり一緒に過ごしている訳ではありません。結局、自分で勉強する時間が一番多くなるくらいには1人で勉強しなければなりません。でも、普通は1人で勉強することに限界を感じる(=1人では分からないことがある)からここへいらっしゃるんですよね。そんな状態なのに1人で勉強する方法なんてあるのか?というお話です。 ◆行政書士試験と理解力判定法~どうなったら理解出来ているのか?~ 1.丸暗記では限界がある   そもそも、丸暗記で解けるのは覚えた通りのことが出るときだけです。「債権の消滅時効は?」と聞かれればそりゃ「10年」以外は答えとしてあり得ないんですから(短期時効は除く。そろそろ改正で無くなりますしね)、丸暗記で解けるでしょう。でもそれは「解いた」のではなく「吐き出した」だけです。吐き出す勉強しかしていない人には、解く問題は解けません。   ただ、誤解しないで頂きたいのは「だから全部考えて解け」という訳ではないということ。何をどう考えたところで、消滅時効は10年という数字は出てきません。覚えれば良い問題を覚えるだけで解いて悪いことなどありません。 2.問題は「解く問題」   要は、記述式なんかでオリジナルの事例が出た場合の対策ですね。出たことのない問題を答える時には、覚えていたものを吐き出したところで絶対正解出来ません。覚えているものの中に答えがありませんからね。ですから、ちゃんと考える力が必要になるのです。   この「考える力」の養成がなかなか一筋縄ではいきません。そもそも、講師の力が最も必要とされているのはこの分野についてだと思います。覚えれば良いだけのものは極力自分1人でやっちゃえば良いんじゃないでしょうか。目の前に講師がいないと覚えられない、という訳ではないと思いますし。まぁ、強いて言えば効率の良い覚え方なんかを教わるというのはあるかも知れませんが。 3.理解力判定法   では、その考える力、すなわち「記憶力」ではなく「理解力」がついたかどうかはどうすれば分かるか。答える時に「一緒にその答えを選んだ理由が言えるか」で判断すると良いです。基本的に択一式試験はどの選択肢についても○か×しかありません。どれだけ無知な人でも50%の確率で正解出来るようになっています。カンで正解したとしてもそれは運が強いだけであって理解力がある訳ではありません。「その選択肢を○or×にした理由をしっかり説明できるか?」を自分でチェックしてみて下さい。それが説明できるなら、次に似たような微妙に細部の違う問題が出ても正解出来ると思います。   そして、やり始めて自分にびっくりする方がいらっしゃるかも知れません。驚く程自分が理由を説明出来ないという事実に。ちなみに僕は驚愕し、自分にがっかりしました。   いかがでしょうか。「ふーんそうなんだ」と感じた方は是非やってみて下さい。「○○だから答えは×。」とちゃんと言えるかどうか?そして、勉強が進んでいる方はそこの部分をしっかり答えられる方が殆どです。騙されたと思って、周りの方のことも観察してみて下さい。 行政書士 Mon, 08 Jan 2018 23:12:13 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 行政書士試験と対話式勉強法~黙ってるだけの勉強は辛い~ http://cyta.jp/gyousei/b/77552 <br>  小学校、中学校…と勉強をしていくにあたって僕が一番嫌だったのは、皆の前で問題を当てられて答えることでした。間違えるの凄い嫌だなーと思っていた記憶があります。そして、授業中はそういう時以外、主に私語は慎まないといけないし寝てもいけないんですよね。ただただ辛かった。   ところが、行政書士試験においてはこの「喋る勉強」が色々と都合が良いんですね。 ◆行政書士試験と対話式勉強法~黙ってるだけの勉強は辛い~ 1.寝てる場合じゃない   このように授業中に質問されてそれに口で答える形式の授業というのは、こういった資格の勉強には役立つことが多いです。まず、話してないといけないので眠くなってる場合じゃないです。難しくなったら「分からんから教えてくれ」と一言言えば良いのです。分かろうと思っても分からないから眠い、というのがまず無くなります。中学・高校で授業中あんなに眠かったのに休み時間になると眠くなくなっていたのは、主に黙っていることを強制されないからだと思います。 2.記憶が強烈に残る   そして、結構口に出して解答するのは体力と神経を使います。なので、緊張感ある勉強が出来て、記憶し易くなります。感情を伴なう記憶は脳に強烈に残ります。字面をぼーっと眺めて何となくそんな単語あったなーと覚えるのではなく、「あの時大恥かいた奴だこれ…」と嫌な気分になりながらも覚えてしまうんです。「これ答えられた時気分良かったわー」という良い思い出と共に思い出せるのが理想なんですが、中々最初は上手くいかないんですよね。 3.講師側が理解度を測れる   そして、指導の経験をもつ講師の方なら、相手が答える内容で大体どの程度その分野を理解しているかが分かります。なので、「この人本当に分かってくれてるのかな?」と思いながら進めないで済むというのも大きなメリットです。時々「はい」「はい」と返事が返って来るだけだと、ここら辺が中々分からないのです。どの程度分かっているかさえお互いに意思が疎通出来れば、より丁度良いレベルの勉強ができます。   「普通は自分が分かってないのがバレるのが嫌」な訳ですが、義務教育でもなし、自分がやろうと思ったことなんですから「やりたいことを分かろうとしていること」がバレるのが悪い訳がないのです。ガンガン「分かりたい」アピールをすれば良いと思います。   いかがでしょうか。折角お金を払ってまで分かろうとしているのですから、寝てたら勿体無いです。マンツーマン形式との相性も良いと思います。 行政書士 Sun, 07 Jan 2018 14:58:55 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 行政書士試験と記述式試験~対策がない訳ではない~ http://cyta.jp/gyousei/b/77530 <br>  今日は記述式試験について述べたいと思います。以前に書いた日記でも何度か触れましたが、いまいち基準の不透明な形式ではあるものの、記述式試験の原則にはある程度準拠した採点の仕方はしていると思います。 ◆行政書士試験と記述式試験~対策がない訳ではない~ 1.減点法と加点法   記述式の試験は、減点法か加点法かによって難易が変わりますが、行政書士試験は恐らく加点法ではないかと思います。減点法の割には点数が低過ぎる気がするので。   僕は(行政書士試験ではありませんが)論文式試験の採点をしたことが何度かあるのですが、減点法というのは「間違いがあったら減点する」んです。ということは、「合ってる」のはもちろんとして、「間違ってるとはいえない」ものも減点しないということです。だから、結果として点数が大きくなり易いんですね。 2.加点法   これに対して加点法は、「合っていたら」点数が貰えるんですね。そうすると、「間違っていたら」貰えないのは勿論なんですが、「合ってるとはいえない」程度のものも全部点数にならないことになります。「間違ってるとはいえない」と「合ってるとはいえない」の差がこんなところに出るんですね。   そうであれば、行政書士試験の論文式試験では、「間違えない」練習ではなく、「正解する」練習をしないと点数が取れないということになります。 3.問いにちゃんと答える   記述式試験はぱっと見ると3問なんですが、1問の中に実は指示がいくつもあります。「こういう時には『誰が』『いつまでに』『どんな方法で』応じるべきか」などと問われている場合には、『』の中に書いてあるものには1つずつに配点があるんですね。なので、これらについて全て満たされていないと満点は取れない、ということになります。   そう聞くと厳しいですが、逆にいえば『』の中が1つでも書かれていればちょっとでも点数は貰える場合がある訳ですから、全部は分からなくても最後までしっかりあがいて点数を取りにいける、ともいえます。 4.一応の基準   どんな採点をしているのかは不透明だと述べましたが、一応過去数回分の問題については公式ページに解答が公開されています。記述式についても記述例が書かれているので「これくらい書かれていれば文句なし」と試験委員側が考えている基準がある程度透けて見えます。「こういう問いにはこう答えろ」という、予備校のテキストでも、模試の解答でもなく、採点者本人の答えが載っているのですから、これを最も参考にすべきです。極端な話、予備校や模試の採点者に受けが悪くても、本試験の採点者に受けが良ければそれで良いのですからね。   いかがでしょうか。毎度毎度物議をかもす記述式試験ですが、だからといって無策で挑むのも愚策です。1問4点程度が基本の択一式試験と違って、ハマれば一気に20点も取れる可能性があるのですから、しっかりその可能性を上げる準備はしておくべきだと思います。 行政書士 Sat, 06 Jan 2018 18:58:22 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 身近なところから触れてみる行政法②~原発の稼働?~ http://cyta.jp/gyousei/b/77520 <br>  以前のブログでは、憲法訴訟の仕組みについて説明しました。では、行政訴訟はどんな仕組みなのか。よく原発が稼働だとか稼働停止だとか再稼働だとかで裁判をやっているかと思いますが、あれは大体が行政法の絡んだ行政訴訟と呼ばれるものです。あれらを題材にしつつ触れてみましょう。 ◆身近なところから触れてみる行政法②~原発の稼働?~ 1.行政訴訟の仕組み   行政訴訟の大きな特徴は、訴訟の当事者の一方が公的な機関であることです。国とか公共団体とかですね。つまり、民事訴訟なら原告も被告も対等な身分ってイメージがし易いかと思いますが、行政訴訟の場合は国と一般国民みたいな感じでちょっと争ってる人達が対等な感じがしないのが多いのではないかと思います。   そして、国や公共団体が私人に対して行ったことに対して、「それはおかしい、やめてくれ」と言ったり「やめるだけでなく、こうしてくれ」と言ったりするのが基本の構造になります。 2.原発の稼働を巡る訴訟は何を争ってる?   全部が全部同じではないのですが、まず、原発は東日本大震災以来そのリスクの高さから安全性が確認されるまでは稼働させない方が良いのではないかという風潮になりましたよね。そこで、法律上の要件に基づいてその県の知事など(これが公共団体)が「○○県の原発を動かすのはやめなさい」という命令をします。しかし、原発を稼働させている会社、例えば東電なんかはこれで商売が出来ないとなると困ってしまう訳ですから「やめなさいという命令は取消してくれ」といって訴訟を提起するんですね。これが原発の稼働・再稼働を巡る訴訟の大まかな流れです。 3.その後どう訴訟が流れていくのか?   一旦原発の稼働が停止されているような状況の場合、訴訟においてうまくその安全性が証明出来たりすれば「確かに稼働を止めさせるほどではないな」と裁判所が判断し、公共団体の出した「原発を動かすのはやめなさい」という命令を取消します。そうすれば、その命令がなくなった以上今まで通り原発を稼働させること(これが再稼働)ができます。   いかがでしょうか。行政訴訟はとにかく行政側がなんかしらの行為をして、それに対してアクションを起こすという形を取るのが基本となります。一応何らかの行為をする前に事前に差し止めるなんていうのもあるんですが、ひとまずはそんな感じで大まかにイメージ出来れば良いかと思います。 行政書士 Fri, 05 Jan 2018 21:16:05 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 行政書士試験の当日~千差万別の験担ぎ~ http://cyta.jp/gyousei/b/77505 <br>  本番は練習と違うことが起こるのが世の常。そのイレギュラーに強い人もいれば弱い人もいます。今日はそんな「当日に備えておくべきこと」に注目していきたいと思います。僕自身の体験談からの一例ですが、参考までに。 ◆行政書士試験の当日~千差万別の験担ぎ~ 1.大事なのは「対策がしくじった場合の対策」   「普段勉強している通りのことが出来れば合格出来る」状態にしておくことは、普段から取り組めることです。ということは、出来るだけ普段通りの状況にもっていこうとするのが本番までに準備しておくことです。人の会話が気になってしまう人なら耳栓をするなり音楽を聞きっぱなしにしておく。緊張して汗をかいてしまう人ならハンカチ、タオルを持って行く。これはいわば、「普段通りの状態にするための対策」です。これをするのは当然のこと。   大事なのはその後です。その準備が失敗してしまった時ようの準備をすることです。さっきの例でいう耳栓を持って行くのなら、1つ無くしてしまっても良いようにもう一つ持って行く。音楽を聴くならイヤホンや充電の準備をしっかり確認しておく。ハンカチ・タオルは2枚以上持って行く。1つ何かが不具合を起こすだけで「普段と違う」と緊張してしまわないように、「対策がしくじった場合の対策」をするのが重要です。   「普段と違う状況になっちゃった、でもアドリブで何とかしよう」と思うのも大事ですが、わざわざ「普段通りの実力が出せれば合格出来る」実力がついているのに「アドリブが必要な状況を想定する」のは、自ら合格確率の少ないフィールドで勝負する行為であって、普段練習していることではありません。そうであれば、大事なのは「イレギュラーがあった時の準備」ではなく、「イレギュラーを起こさない準備」です。 2.体験談   僕の場合は、試験当日はあまり復習をしませんでした。一応気になったことが出た時にすぐ確認出来るように自分用のメモはカバンに入れていましたが。それは、当日あわただしい場所で確認した知識と、今まで落ち着いた雰囲気で勉強した知識が混ざり合ってしまうのが嫌だったからです。答える際に迷ったら、過去の知識を信用すると心に決めて解答していました。   他には音楽を聞きながらご飯食べたりチョコ食べたりしてました。どうせ当日に他人のことを見てても賢く見えるだけでロクなもんでもないので、極力一人で勉強しているような気持ちで周りに関心を持たないようにしていました。あと、僕は勉強しながらチョコとかの間食を食べることが多かったので、勉強に関係するイベント中は何か食べてないと落ち着かないんですね。ちなみに食べるチョコの種類もいつもと同じものです。   あと、僕は緊張すると首の筋が張る癖があるので、やたらめったらストレッチしてた気がします。腰とかもコキコキしてました。隣の人とか前後の人とかからすると怪しげな儀式をやってる人と思われていたかも知れませんね。まぁ緊張しない儀式といえば当たらずしも遠からず。力が入ってくるとどんどん前傾姿勢になって目が近くなって余裕がなくなってしまうイメージがあったので、試験中も定期的に何問かに1回って決めて首を伸ばしてました。ひょっとしたら不正行為?と思われていたかも知れませんね。まぁ首の筋を伸ばしたところで絶対に正解が出来るという訳ではないので許されたのでしょう。   試験が終わった後は何してたかな…もう覚えていませんね。終わった瞬間に全てから解放された気分で試験のことを以後一切考えなくなる人だったので、家に帰ったら試験前に確認したメモがページをめくったそのままの形でカバンの中に投げ入れられていたのは覚えています。まぁここで何しようがもう点数には関係ないですからね。   いかがでしょうか。すっごい細かいこともあるかと思いますが、もっと細かいことを気にする方もいらっしゃいますね。逆に一切気にしない方もいらっしゃるでしょう。ただ言えることは、普段と同じ環境を作る準備を怠ってはならないということです。 行政書士 Thu, 04 Jan 2018 21:59:11 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 勉強が進まない事態について http://cyta.jp/gyousei/b/77486 <br>今晩は。後藤です。  今回は、「勉強が進まない事態」について、その原因や対策についての私の考えを少し書いてみたいと思います。  受験勉強、大学の試験勉強、就職試験の勉強、資格試験の勉強、趣味の勉強などなど、何かしらの目標のために地道に勉強する人にとって、「勉強が進まない」という事態は大問題です。  原因がきちんと分かっている人はすぐに修正できるので大丈夫ですが、何で勉強が進まないかきちんと分かっていない人は、結構な時間を無駄に過ごしてしまう可能性がありますので、原因をはっきりさせて対策することをオススメします。  勉強が進まない「原因」は色々と考えられます。  【頭がうまく働かないから】勉強が進まないという場合=「初歩的な原因」。    精神的・肉体的に疲れている状態での勉強、寝不足の状態での勉強、イライラした状態での勉強などは【頭がうまく働かない】状態で勉強していると思っていいです。そして、そういう状態では思ったように勉強が進みません。  何を勉強するにしても、勉強にはかなりの集中を要します。当たり前のことですが、まずこのことをきちんと認識した方がいいと思います。  自分にとって集中して勉強できるベストな状態はどういう状態か(それは自分にしか分かりません)を分かっていないと、せっかく勉強の時間を確保しても、思ったような成果が感じられず、また、そうなると勉強が続かなくなるという事態にも発展します。  「対策」としては、難しいですが、今の生活サイクルだと勉強時間が取れても集中して勉強できないなと思ったら、少しでも「集中して勉強できる状態」を作り出すために、その生活サイクル全体を根本的に変えていくしかないのかなと思います。      【分からないから】勉強が進まないという場合=「進まない人の大多数の原因」。  「そりゃ分からないんだから勉強が進むわけがないでしょう」と思うかもしれませんが、【分からない】という状態は、勉強する人に相当大きなストレスや不安を与えます(難しいことを学ぶ人ほど、質的にも量的にもこれらが増すと思います)。  きちんと【頭は働いている】のに【分からない】わけですから、つらいです。  さらに、ただストレスや不安を感じるだけでなく、焦ったりむきになって短絡的な思考回路になることで【頭がうまく働かない】状態を生じさせることもあります。  そして、やる気がなくなり、結果として勉強をしなくなるという最悪の結末にもなりかねません。  これも「対策」は1つ、「何が分からないかを何が何でもつきとめる」ことだと思います。勉強の不安は勉強でしか解消されないなどとよく言われますが、私の経験上でもそれに尽きると思います。  自分でつきとめられないなら他人を、ネットを、書籍を巡ってつきとめて【分からない】という状態を全力で阻止しましょう。  分からないものが分かるようになると、クセになるくらい気持ちがいいです。 【悪い意味で慣れたから】勉強が進まないという場合=「発展途上中に起きやすい原因」  ある程度勉強が進んでくると、その全体像が見えてきますが、その時点で「全て分かった気になる」と、かなり危険です。  その勘違いによって、何となく満足してしまい、気持ちに隙が出るようになり、【悪い意味での慣れ】が生まれます。  今までこなしてきた勉強時間が短くなったり、真面目に向き合わなくなったり、新鮮さが薄れて飽きてしまったり、何かと理由をつけて他のこと(楽で楽しいこと)に誘惑されてしまいます。  また、勉強にとって「復習」は必要不可欠といっていいほど重要ですが、「分かっているから」と、おこたるようになります。  この「対策」は、その人その人の「気持ち」の問題ですので、一番難しいです。  まず、勉強の目的が「試験合格」なら、市販のオリジナル模擬試験でも、ある年度の過去問でもいいので、「試験本番と同じ時間で、全部解く」ことが良い刺激になると思います。  まず間違いなく自分の現状を思い知らされると思いますし、解けなかった問題については復習せずにはいられなくなるので、目が覚める可能性が高いです。  「勉強が進まない事態」について、その原因や対策についての私の考えを少しだけ書いてきましたが、人それぞれに具体的な1つ1つの「原因」が数多くあり、それ以上の数の「対策」がそれぞれにあると思います。  「こうしたらうまくいった」ということが、次の日にはうまくいかなかったということも山ほどありますので、最善策を探すことよりも、「こうしたらうまくいかなかった」というダメな方法をつぶしていく方が、自分にとっての正解に近づきやすいのかなと思います。  ちなみに、私は行政書士試験の勉強期間中にこれら全てを経験し、全てを自分で解決した上で、合格までこぎつけました。  ワンミスで不合格になるような試験(現実に存在します)であれば、勉強が進まないなんて事態は、そのまま本番にも影響して終わりでしょうが、行政書士試験に限っては、何のつまずきもなく勉強を進めないと不合格になる試験ではありませんので、行政書士試験を受ける方は心配しすぎない方がいいと思います。  以上、少し抽象的になってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 後藤 悠 行政書士 Wed, 03 Jan 2018 20:52:55 +0900 行政書士講座::納得いくまで行政書士講座 後藤 悠 行政書士試験と心機一転~自分の弱点を知る~ http://cyta.jp/gyousei/b/77446 <br>  あけましておめでとうございます、寺咲です。本年もよろしくお願い致します。   今年の目標を決める方もいらっしゃるかと思いますが、行政書士試験に「今年は」「今年こそ」合格するぞと考える方もきっといらっしゃるでしょう。しかし、なかなか口で言ってるだけでは事態が進まないのが現実の非情なところ。かといって何が必要なのか、何が今足りないのかをどう知るのかも良く分からない。そんな方のために、こういうところをチェックしたらどうだろう?というのを挙げてみました。 ◆行政書士試験と心機一転~自分の弱点を知る~ 1.本番を経験しなくても分かること (1) 既に勉強を始めている方で、まだ行政書士試験を受けたことが無い方であれば、問題集で結構ですからまず解いてみることです。そこでの正答率を科目ごとに調べてみて、まずは弱点の科目を調べてみるのが良いです。 (2) 次に、弱点の科目が本番でどれくらい出題されているかを調べます。例えば、商法とかは毎年出題されても5問なので仮に一番正答率が低かったとしてもそこまで慌てる程のものではありません。しかし、民法や行政法などは20問前後出題されるので、これらの正答率が一番低いとなると試験においては致命傷になりかねません。 (3) 次に、弱点の科目の中で特に苦手としているっぽい範囲を確定させます。「何かこの分野さっきから連続で間違え過ぎてない?」っていう分野です。それが、今自分が資格試験で最も補強すべき弱点です。 (4) まとめると、「出題数が多い科目の」「正答率が低い科目の」「一番間違ってる分野」を探すべきだということです。 2.本番を経験した上での弱点探し (1) 知識をつけるという意味での弱点探しは本番を経験してなくても出来ます。本番を経験した人は更に進んで「本番前や当日に困ったことはなかったか」を思い出しましょう。本当に小さなことでも良いんです。例えば「電車が遅れて試験時間ぎりぎりになったせいで最後の復習が出来ずに落ち着けなかった」とか、「前日緊張して眠れなかった」、「験担ぎのつもりでカツばっかり食べたらお腹壊しちゃった」、「筆箱を忘れた」、「時計を忘れた」、「道に迷って青ざめて試験どころじゃなかった」、などなど。 (2) 実力を発揮する環境を作ることも勉強のうちです。僕も勉強してる頃には「良く寝ろ」とか「沢山食べろ」とか言われて「小学生じゃないんだから」と思ってたものでしたが、いつもと違う体調・環境になると落ち着かないという人はいて当然ですよね。その意味ではそこに年齢なんか関係無いな、と認識を改めました。 (3) ちなみに僕は重度の方向音痴と心配性で、何回もグーグルマップとかで場所を確認しましたし、前日の内に受験票を入れたのを確認しても朝また確認しないと落ち着かない人でした。むしろ、「ちゃんと現地に着ければ学力は問題ないはず」と思っていました。   いかがでしょうか。自分の弱点を見直すのって本当に嫌な気分になりますが、残念ながらこれは新年をきっかけにリセットしちゃう方が損です。是非、「今年は」「今年こそ」のためにこっそりと一人で調べてみましょう。一人では良く分からないというのであれば、その時は僕が一緒にお手伝い致しますので、遠慮なくご連絡下さい。 行政書士 Mon, 01 Jan 2018 19:14:23 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 行政書士試験と独学~確かに一番かっこいいのだが~ http://cyta.jp/gyousei/b/77426 <br>  今日は既に年の瀬で既に仕事納めの方もいらっしゃるでしょうし、独学をテーマにその利点よりも欠点に注目していきたいと思います。僕のスタンスとしては、「出来るならそれが一番良いのは間違いないけど、出来る人間はかなり限られていると思う」というものです。 ◆行政書士試験と独学~確かに一番かっこいいのだが~ 1.言う程「独」学じゃない人が多い   「独学」と一言でまとめて語られることが多いですが、その形態は様々です。「既に別の資格を取ったくらい勉強のやり方を知っている人間がそのノウハウを生かしながら一人で勉強する」、「資格の勉強自体は一人でやってるけど分からなくなったら質問出来る相手はいる」、「受かった人にテキストとか問題集を貰いながらコツを教わった上で一人で勉強している」など、ここら辺って独学って言えるのか?と思います。独学は独学でもそりゃ受かるだろっていう感じの独学です。   僕としては、独学っていうのは孤独の「独」の字を使ってるんですから、「一人で思い立って」「一人で試験のことを調べて」「一人で勉強して」「分からなかったら一人で解決して」「一人で受験して」合格する人のこと、っていうくらい限定しても良いと思うんです。   ちなみに僕は資格試験自体は自分で勉強しましたが、法律の勉強をしている友人は周りにいたので、疑問があれば一緒に考えて解決するなんてことも出来ました。その意味で、僕は僕の定義でいう独学では合格していません。 2.あえて独学にこだわる必要はない   一念発起して資格の取得を目指す方などは、悪い意味で仰々しく考え過ぎて全部一人で抱え込もうとする方が多いです。しかし、僕が初めて法律の勉強を大学で経験した時に衝撃だったのは「他人と議論をすること」がメインの授業が沢山あったこと。小学生の頃から「授業中は喋るな」と言われて育ってきているのに、「自分の考えを自分の言葉で人に説明出来ないようではいけない」みたいなことを急に言われるんですよ。そんなんいきなり言われて出来る訳ないじゃん…となった記憶があります。   つまり、「そもそも人の力を頼ることがかっこ悪いこと」と考えること自体が法律の世界ではナンセンスだということです。かっこ悪いことでも何でもないのです。資格試験というのは合格すれば偉いのであって、孤独に勉強したら偉い訳ではありません。それは間違った意地の張り方だと思います。むしろ、「素早く合格するという目的を達成するために、恥ずかしい思いをしてでも何だって利用してやろう」という意地の張り方をする方が余程正解であるといえるでしょう。 3.独学は「仕方なくやる」もの   それでも独学で…とならざるを得ない人というのは、もはや「環境を整えるだけの時間とお金が無い人」だけといえます。時間とお金があるのであれば、絶対に予備校やら法律の勉強の先輩に相談するやらした方が良いに決まっています。そういうお金がない、そういう知り合いがいないという人だけが仕方なくやるものです。   だからこそ、断腸の思いで時間とお金を掛けようとしている受講者の方々に対して少しでも期待に応えられるよう僕を含めた講師の方々は色々と頭を捻る訳ですからね。「こんな人に教わるくらいなら独学でやった方が良いや」とか言われないよう、指導者側だって必死です。   よって、「『独学で何とかなるだろ』と思って実際に何とかなることはあまりない」、と考えて頂いて良いと思います。それが出来るのは本当に一部の才能or実績ある方々だけであって、例外です。   いかがでしょうか。少し厳しいことを述べた気もしますが、こちらをご覧の方々は既にそういった厳しい現実に触れて何かしらのきっかけを探している場合も多いのではないかと思いますし、それが賢明だと思います。是非ともあともう少し、身を乗り出してみませんか。 行政書士 Sun, 31 Dec 2017 13:20:39 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 行政書士試験と食事事情~勉強すると太る?痩せる?~ http://cyta.jp/gyousei/b/77392 <br>  今回は試験勉強とは直接あまり関係ないのですが、試験勉強をする方の中で気になる方もいらっしゃるであろう話題をば。資格試験の勉強をしている人のイメージってどちらですか??勉強をしているという友人と久しぶりに会ったとき、太ってましたか?げっそりしてましたか? ◆行政書士試験と食事事情~勉強すると太る?痩せる?~ 1.社会人の場合   社会人の方はどちらかというと痩せていった方の方が多いような気がしますね。単純に、労働に勤しむだけで大変なのに勉強は予想以上にカロリーを消費するので、結構食べても太らない方が多かったように思います。むしろ、食べないと具合が悪くなっちゃうという方もいたかな。   ただ、太らないのは悪くないと思いますが、健康的かと言われるとそれは食べるものにも依存するので、普段よりお腹が空く分を将棋界のスーパースター羽生善治氏よろしくアイスクリームを溶かして飲むくらいのことをするのか、野菜炒め程度で済ますのか。 2.学生の場合   何だかんだ、社会人の段階で法律の勉強を志す方は少なからず法律的なきっかけがあることが多いと思います。例えば法務部で働いているだとか、法務部で働いている人と仕事をすることが増えたとか。   しかし学生の場合は本当に法律の勉強が初めてである場合も(年齢的に)多いのですね。なので、時間がたっぷりあるとはいっても勉強自体が効率的でない場合もあるし、不慣れなことをすると余計に疲れてお腹は減ります。   しかも、時間を沢山使ってる割に社会人の方と違って外を出歩くことも少なく、沢山食べるのにあまり動かない。つまり、太る方が多かったように思います。   僕の場合はやはり試験勉強中は猛烈に空腹になる人でしたし、甘いものは大好きですから、チョコやクッキーの類に自分で生クリームをホイップしたものを塗って食べたりとかしていました。友人内ではココアを沢山飲む人なんかもいましたね。という訳で太るタイプでしたが、筋トレだとかマラソンだとか、そういうのを上手いこと使いながら体型を維持していた感じでしょうか。 3.体型維持は大事?   勉強にルックスが関係あるのか?という風に考える方も多いかと思います。大学入試とかだとその通りだなと思います。しかし、行政書士のような自営業が可能な資格試験ということになると、結局接客をする機会がある職業なので、男女問わず体型維持にはそれなりに意義があるんじゃないかな?と思います。別に美形である必要は無いですが、他者に信頼される雰囲気は必要なのですから、あまり自堕落な体型をしていると思われてしまっても宜しくないのは確かです。   あとは純粋に、痩せようが太ろうが不健康になるのは間違いないので、それでは試験勉強どころか日常生活にまで支障が出てしまうので良くありませんね。   いかがでしょうか。結論として、痩せるにせよ太るにせよ体型に影響があることが殆どかなと思います。熱心であればあるほどそうなります。太りたくないなら食べた量をものともしないカロリー消費、痩せたり疲れたりしてしまうなら頑張って食べる。案外試験勉強は体力勝負の面もあるんですね。 行政書士 Fri, 29 Dec 2017 11:23:33 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 行政書士試験の勉強がもたらす良い影響について http://cyta.jp/gyousei/b/77385 <br>今晩は。後藤です。  今回は、「行政書士試験の勉強がもたらす良い影響」について私の経験や思うことを少し書いていきたいと思います。  行政書士試験の合格発表当日、インターネット上で、発表時刻になった瞬間に受験地「東京」の結果をクリックしました。  受験者が一斉にアクセスするため、ページが表示されるまで数分の時間がかかったことを覚えています。    自分の受験番号を見た時、一番最初に「努力が報われた」という気持ちになりました。  すでに、解答速報として塾などの各社が解答を出しており、私自身も答え合わせをして、十分に合格点を超えていることが分かっていましたが、明確に「合格」ということが分かると、やはり嬉しくなりました。  嬉しくなるとともに、私の場合は、自分に自信がつきました。  私は、基本書と問題集をもとに独学で行政書士試験に挑んだので、自分のやってきたことが間違っていなかったという確かな証明を得られたからです。  こういう感覚、達成感や充足感、安堵などの様々な気持ちが混ざりあったものを得られるということは、精神的にとても良い影響を与えると思います。  また、行政書士試験の勉強を始めた頃を振り返って比べてみると、法律等についてかなり理解が進んだと感じました。  私は法学部出身で様々な法律に触れてきましたが、試験勉強中は、大学で学んでいた時以上に、法律を面白く感じることができて、勉強したい気持ちがより強かったと思います。  大学の講義での記憶といえば、例えば「憲法」では、お爺さんくらいの教授がゆっっっくりと眠たくなるような口調で、教科書(その教授が著者)に書いてあることと全く同じことを延々と話し続け、ある説と説の争いがあることを指摘するだけで、それがどういう影響を及ぼすか、結論として自分はどう考えているか、ということも言わないので、全く面白くありませんでした。  それは、自分が受け身で講義を受けていたことも原因ではありますが、やはり、「資格取得」という明確な目標があるだけでも、勉強の動機付けに大きな影響をもたらすのだと思います。  理解が進んでいると感じることは、日常の中でも意外と多いです(以下、ちょっと無理やりなものも混ぜて例を出してみます)。  家族や親戚で「相続」関連の話が出れば、問題なく話についていける(「民法」で学ぶので)でしょうし、車に乗っているときに「検問」がされていれば、それは法律に定められた目的以外では行えない行政調査であることを知っている(「行政法」で学ぶので)ので、気まぐれに勝手にやっているわけではないことが分かりますし、勤めている会社が合併することになった場合、その仕組みや展望がある程度分かります(「会社法」で学ぶので)。  理解が進んでいると、新聞やニュースで「憲法改正」の議論(「憲法」で学びます)や、「成人を18歳以上にする」検討(「民法」で関連事項を学びます)などを見たとき、今まではあまり深く考えなかったことも考えるようになりますし、「あ~知ってる知ってる」と少しにやつけます。  新聞やニュースだけでいえば、「一般知識」の科目の中で学ぶ「政治」、「経済」、「社会」、「情報」等といったものは、新聞やニュースで主要な話題として扱われるピッタリの知識ですので、勉強前と合格後では明確に違いが出るでしょう(行政書士試験の特徴の1つです)。  決して問題を解くため、行政書士になるためだけの知識ではないということで、法律等の理解が進む、それによって色々と分かるということは、とても良い影響だと思います。  そして、法律等の複雑なものを勉強してきたことで、普段の考え方や視点に多少の変化があるかもしれません。  色々な方向から考えるようになったり(「民法」の「売買」では、売主、買主だけでなく、買主から買った第三の買主、売主や買主の債権者など、多くの人物が登場し、それぞれに法律上認められている権利やしなくてはならない義務などがあります)、  自分が今まで考えてたことの根拠を考えてみたり(「法律」という根拠をもとに様々な問題が展開します)、  何かしらの問題にぶつかったときに、自分や知人の過去の経験を模索するようになったり(「判例」という過去の問題解決のお手本のようなものが、あらゆる法律の解釈などでの答えを出しています)するかもしれません。  これらの変化は、物事をより良い方向に導くことがあるかもしれません。これも良い影響なのではないかと思います。  以上、「行政書士試験の勉強がもたらす良い影響」を少し書いてみました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 後藤 悠 行政書士 Thu, 28 Dec 2017 21:39:31 +0900 行政書士講座::納得いくまで行政書士講座 後藤 悠 行政書士試験と教材~善し悪しってあるの?~ http://cyta.jp/gyousei/b/77372 <br> 必ずといって良いほど話題になるのが教材談義。受験勉強と名のつく世界ではこの話題に事欠きません。しかし、「わかりやすい」なんて言われても何で「わかりやすい」のかが問題な訳で、そこを掘り下げないとこの議論は無意味です。 ◆行政書士試験と教材~善し悪しってあるの?~ 1.図・例え話が多いのはわかりやすい傾向   行政法はそうでもないですが、民事系の法律は当事者が沢山出て来るのが普通です。なので、誰が誰に対してどういう関係なのかとかがどんどんごちゃごちゃになりがちです。そこで、矢印などで当事者の関係やフローチャート形式で手続の分岐を説明しているテキストは分かりやすいと言われることが多いです。ただでさえ条文が多過ぎてどんな時に使うのかが整理し辛いのが法律ですから、「整理の仕方が綺麗な図があるもの」は評判が良いように思います。   他には、条文を取り敢えず出しておいて、その文言の解説をするだけのテキストというのもありますが、これはちょっと分かり辛い。なぜなら、ただでさえ日常の会話とは違う意味の単語(「善意」とか)があるのに、そのまま説明されても後々に誤解を生むからです。一人で勉強しているときに一番恐ろしいのは誤解に気付けないことです。   そこで「例えば、○○なときに××なら△△になるということです」みたいな説明があると「ああ、そういうことね」とイメージがし易い。この「イメージがし易いかどうか」はかなり重要です。あれだけの数の条文があるんですから、「どの条文のどんな状況の話をしているのか」の理解が出来ないと、その後の説明が全然頭に入らないからです。 2.表は最後に見るもの   表が沢山あるともの凄く整理されている感じがするので「これだ!」と思ってひとまず読みますよね。でも大体すぐ頭から知識が抜けるのが一人で勉強しているときにありがちな罠です。あれは表に対応したそれぞれの分野を勉強したあとに、最後に相違点とかを比較しながら記憶のきっかけにするものなので、最初からその表を丸暗記すれば一番効率良いじゃんとか思ってると先述の「どの条文の話なのか」とかがすっ飛んでるので、どの道その知識を披露するポイントが分からないままです。   過程をすっ飛ばして答えだけ勉強するなんてけしからん、などと言っているのではないです。試験勉強において一番えらいのは点数を取った人間なんですから、点数が取れるならそれでも全く構わないと思います。なので、答えだけ覚えようとしても単純に点数が伸びないと思う、ということです。それは、知ってても使い方が分からないから。   なので、表が沢山あったらその前提となる理解がし易いかというとまたそれは別の話だ、ということです。最後に見る分には有用なんですけどね。 3.最高のテキスト探しはほどほどに   何となく「良いテキストを使わないと自分の知識が絶対伸びないんじゃないか」と思いずっと最高のテキスト探しに勤しんでしまうのも受験勉強ではありがちですが、「テキストを探している間はまだ勉強は始まっていない」というのを忘れないようにして頂きたい。別にこれと決めたらそれと心中しないといけない訳でもないんですから、ダメなら途中で変えれば良いやくらいの気持ちでひとまず勉強を始めてみることです。   いかがでしょうか。「あれが良い」「これが良い」と話題になったときは、その理由をしっかり調べると良いです。で、その理由が自分に良い影響があるのかどうかを検討するのが、自分と合うテキストを調べる上で重要だと思います。 行政書士 Wed, 27 Dec 2017 19:50:48 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 身近なところから触れてみる民法③~枝か根かで使う条文が変わる~ http://cyta.jp/gyousei/b/77306 <br>  今回は民法233条1項と2項についてのお話でも。大した話ではないので条文を両方出しつつ。 1.233条1項 「隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。」   なぜこの条文にしたかというと、法律に慣れていない方でも読み易いくらいシンプルな文章だなと思ったからです。別に馬鹿にしているのではなく、法律なんてものはそもそも慣れている人でも読み辛いものも沢山ある訳の分からない世界なのです。   で、これによれば竹とか木とかの『枝』が隣の家から自分の家の敷地内に出てきた場合には、『「その枝邪魔だから切ってくれ」と言える』というんですね。しかしそれは、更に進むと「勝手に自分で切っちゃダメ」ということでもあります。何故かといえば、簡単に言えば「いくら迷惑被ってるとはいっても人の物を勝手にどうこうしちゃいけないから」ということですね。 2.233条2項 「隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、その根を切り取ることができる。」   では次の項は何と書いてあるか。似たようなことを書いてありますが微妙に違います。   これは、竹とか木とかの『根』が隣の家から自分の家の敷地内に出てきた場合には、『自分で勝手にその根を切っちゃって良い』ということです。そう、1項との最大の違いは「枝」なのか「根」なのかです。そして、そこが違うと結論部分の「自分で勝手にやって良いか悪いか」が変わるよということなんですね。結論としては、「枝だったら勝手にやっちゃダメ」、「根だったら勝手にやってOK」ということです。 3.ここが勉強のコツ   では、何故「枝」か「根」かで結論を変えるのか。これは、枝の場合は直ちに自分の敷地が危ないことにはならないので相手の物を勝手に弄ることは我慢してねということ。根の場合はタケノコとかを想像すると分かり易いんですが、コンクリートからすら生えて来ます。ということは、放っておくと自分の家がガタガタになってしまう可能性があるんですね。だから、相手の物を勝手に弄ってでも自分の家を守ろうとして良い、となる訳です。   この「何でここでこうなの?」を考えるのが法律を効率的に学ぶコツです。こういう「理由を伴なう記憶」は単純暗記と比べて抜群に長持ちします。丸暗記よりも記憶を辿るヒモが力強いんですね。丸暗記してると「『枝』…だとどっちだっけ?良いんだっけ?悪いんだっけ?」ってなりがちで、そこで確率2分の1です。しかし、枝が勝手に弄っちゃダメな理由を一度勉強しておくと「まだあんまし困ってないから勝手にやっちゃダメっていう話だったな」という思い出し方が出来るのですね。   よく、「丸暗記じゃなくてちゃんと理解しろ」なんて言う方がいらっしゃると思うのですが、行政書士試験に関係した理由は主にそこです。記憶の長持ちっぷりが全然違うということですね。なので「なぜ?」という疑問を大切にした勉強をしよう、ということになります。   いかがでしょうか。やっぱり、法律があるからにはある理由があるんだぞということですね。 行政書士 Sun, 24 Dec 2017 21:41:27 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 身近なところから触れてみる行政法①~「免許」は実は「免許」じゃない~ http://cyta.jp/gyousei/b/77300 <br> 僕は運転免許証を持っているのですが、行政法を学んでみるとすぐ分かるのですが、講学上(学問的区分で言うところの、という感じの意味)の「免許」とは意味が違うということを知りました。なんだそりゃ、免許が免許じゃないって訳分からん、というところから僕の行政法は始まりました。 ◆身近なところから触れてみる行政法①~「免許」は実は「免許」じゃない~ 1.学問上勉強する「許可」や「特許」の意味   自動車免許の話の前に、まず行政法上の話で出て来る「許可」、これは何を意味するのか。噛み砕いていえば「本来は一般国民みんなが許されていること」なんだけど「合理的理由から原則禁止としている」ものを「順次解除していくもの」って感じです。   これを自動車免許であてはめてみましょう。「本来は一般国民みんなが車を道路上で運転することは許されている」んだけど、「『技術が未熟な人間が誰でも運転出来ると運転している本人や周りの人の安全が確保出来ない』という合理的理由から原則禁止としている」ものを「免許付与という行為によって順次解除していっている」んですね。   そう、自動車免許っていうのは行政法の概念では「許可」というんですね。本来なら自動車運転許可証っていう方が正確なのかも知れません。 2.ちなみに「特許」は?   特許は許可とは違い、「本来原則的に誰でも出来るという行為ではない」んだけど「特権としてその人だけに出来るようにする」行為のことです。例えば鉱山の発掘、電波を使うことなどですね。携帯電話の会社って(最近楽天が入りそうですが)かなり少ないですよね。あれは、元々誰でも出来る訳ではなく、厳しい要件をクリアして初めて「あなただけはやっても良いですよ」という風に特権を与えられ、事業を展開出来ることなんですね。   という訳で、我々が普段話題にしている「免許」っていうのは何となく「何かしらをして良いぞ」っていう合図として使っていますが、こんなにも種類のあることなんですね。 3.何でこんなに分けるのか?   これは、その分類によってクリア出来る要件の難しさに差が出るんですね。例えば、許可は「本来誰でも出来ること」なんですから、許可されるための要件は少し緩いです。それに対して、特許は「本来は誰でも出来るものではない」ので、要件を厳しくしちゃっても良いだろうという方向になります。なので、同じ「免許」っていう字面でもその実質が行政法上の「許可」なのか「特許」なのかとか、細かいところまで意識するクセがつくようになっていきます。   いかがでしょうか。法律の勉強をすると、嫌でも言葉に対して敏感になってきます。職業病ともいえますね。でも、それくらい無意識にクセとなってでてくるようになる頃には、もう立派な法律の勉強家といえると思います。 行政書士 Sun, 24 Dec 2017 16:09:59 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 身近なところから触れてみる民法②~「善意」と「悪意」~ http://cyta.jp/gyousei/b/77295 <br>  法律を勉強しているとぶち当たる壁というのは人によって色んな種類があると思いますが、「同じ単語なのに日常会話で出て来るのと意味が違う文言」というのはその壁としては代表例なのではないでしょうか。僕もご多分に漏れず最初は引っ掛かったテーマでした。これを読んで頂いた方が「あるある」と感じるか、「そんな面倒そうなら勉強するのやめておこうかな…」となるか。「難しそう…でも興味が出たから講師の人に教わろう!」ってなって頂けると大変嬉しいのですが。 ◆身近なところから触れてみる民法②~「善意」と「悪意」~ 1.法律で出て来る「善意」とは?   まずは議論の元になる条文でも挙げてみましょう。 (民法162条2項:取得時効) 「10年間、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と他人の物を占有したものは、その占有の開始の時に、『善意であり』、かつ、過失がなかったときは、その所有権を取得する。」   「うっ、条文とか頭痛くなる」とか思わずにまぁ最後まで話を聞いて下さいまし。これを今から、法律の専門職の方が見たら卒倒するか激怒するかというくらいすっごい簡単かつ雑に日常会話風に翻訳します。『』の中を含めてよく見てみて下さい。 「10年間、他人の物を自分の物にしようと思って持ってたら、『これが他人の物であることを知らなくて』かつそう思うことについて不注意がなかったといえるのであれば、それは自分の物になる。」   大体こんな感じです。日常会話でいう「善意」というのは大体「良かれと思って」とか「相手に喜んで欲しくて」とかそういう美しい気遣いの精神を表すものだと思います。しかし、法律の世界でいう「善意」というのは「何かしらの事情について(これが条文ごとに変わる)『知らない』こと」を指すんですね。で、知らなかったのも無理ないね、という風に言えれば人様のものが自分の物になる、というのが取得時効というやつです。 2.法律で出て来る「悪意」とは?   では、逆に悪意とは?もう何となく想像がつくかと思いますし、実際その通りです。「何かしらの事情について『知っている』こと」です。つまり、上の条文で自分の手元にある物について「これ本当はどう見ても俺のじゃないよな…」って分かっているとすれば、「善意」の要件を満たさないために取得時効は成立しない、ということになります。 3.行政書士試験としての「善意」「悪意」   いかがでしょうか。実はこれ、凄く基本だけど凄く深いジャンルです。こうして法律をネタに商売をしようという我々のような人間でも、「この条文の時の善意の中身って何だったっけ?」としっかり思い出したり調べ直さないと自信がない、っていう方は結構多いと思います。   とはいえ、資格試験としての行政書士試験においてはそこまで深く出題されることはまずないので、漠然と「善意=事情を知らない」「悪意=事情を知ってる」程度で頭を整理するところから始める、といった感じですね。仮に出題されたとしてもそれは見なくても解けるか、皆間違えるので特に差はつかない問題です。「自分が分からないんだから皆も分からないはず」の精神でいきましょう。   自信(空元気も含む)をもってそう思える程度まで勉強することが、試験勉強です。全部分かろうと深入りし過ぎてはいけません。試験で大事なのは自分のこだわりではなく、合格点を取ることですから。 行政書士 Sat, 23 Dec 2017 23:11:03 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成 行政書士試験と年代・性別分布~どんな人が受けているのか?~ http://cyta.jp/gyousei/b/77277 <br>  受験者資格が「何人も」となっているがために、一体どんな人が行政書士試験を受験しているのか。今回はそれをちょっと考察していきたいと思います。参考資料は行政書士試験の公式ページのデータです。過去3年分のデータが保存されています。(https://gyosei-shiken.or.jp/doc/exam/result/h28analytics.html#h28a) ◆行政書士試験と年代・性別分布~どんな人が受けているのか?~ 1.実は若い年代で多いのは女性らしい   僕が男性ですし、受験者の絶対数の都合上あまり気にしていなかったのですが、20代・30代・40代での受験者比率は男性より女性の方が多いのですね。   ここのデータと僕の身の回りの知人内の話程度しか考察材料がないのであまりアテにならないところもありますが、女性の場合は男性に比べてどうしても「就職したとしても早い段階で結婚&退社」というイベントを迎える方が多いというのが大きな考慮要素なのかなと思います。   稼げる時間が短くなるかも知れないということを考えて、「資格があると給料がちょっと良くなります」というタイプの企業へ就職し、出来る限り稼いだのち結婚&退社。家庭にいても①行政書士の資格を使って在宅で稼ぐ②実は在宅勤務がOKの企業に入社しておいて、本来なら若干安くなってしまう給料分を行政書士の資格分のプラスで相殺しつつ無理のない範囲で稼ぐなど、何と言うか大変計画的で先見性のある、一言で言えばいわゆるしっかりされている方が多い印象です。   あとは他の法律系の資格と比べて難易度が低い方だという印象から、コストパフォーマンスに優れているからという理由もあるだろうと思います。時間をかけて取れるか分からないのを目指すくらいならさっさと行政書士を取っちゃおう、ということなのでしょう。   40代でも男性より比率が高いのは、やはり「在宅・すきまの時間の活用」という目的が強いように思います。その意味で、色々と便利な資格だなというイメージがあるんだろうと思います。勿論、あって邪魔になる訳ない資格な以上は便利なのは間違いないです。 2.50代になってはじめて男性の比率が上回る   僕の周りにいらっしゃった50代、60代の男性の方で行政書士の試験を目指していた方は一貫して「定年後のことを見据えて」とおっしゃっていたように思います。純粋な人生の集大成的な形の腕試しという方もいらっしゃいましたが、メインは「定年後にこういう仕事やってみたいな」という気持ちを持っている方が多かったかな?   定年後、年金暮らしが暇だなーって感じる方は結構多いようで、何か働いてみようかなと思っても年齢的な問題で雇って貰える職種がかなり限られてしまうんだそうです。そこで、資格を使って強引に穴を開けていくと。確かに説得的な理由だなと思いました。今まで法務部に勤めていた方が引き続き法律関係の仕事がしたい、という方もいれば、全く関係無い仕事をしていたんだけど定年後はかねてから興味のあった法律関係の仕事に携わってみたい、という方もいらっしゃいました。僕にはまだ年齢的に共感とまではいかないのですが、聞いてみれば確かになるほど、といったお話でした。   いかがでしょうか。上記は所詮傾向に過ぎないのですから、別にこれらに当てはまらないからといって自分が特殊過ぎて身の程知らずなのかなとか考える必要は全くないと思います。何歳でやる気を出そうが恥じるようなことではありません。   ちなみに去年の行政書士試験の合格者年齢は最年長が81歳、最年少が14歳です。(https://gyosei-shiken.or.jp/pdf/h28summary.pdf)この間に収まっているような年齢の方が年齢を気にする必要は全くありません。むしろ収まっていない方々がこの記録を更新していくくらいの意気込みでも良いのではないでしょうか。   しかし14歳って中学生の年齢ですよね…単独で法律行為すら出来ない年齢だというのに何という聡明な頭脳なんでしょうか。将来の日本の宝ですね。 行政書士 Fri, 22 Dec 2017 22:35:59 +0900 行政書士講座::一緒に考える行政書士講座 寺咲 勝成